管理職にとって必携の書
★★★★★
最近、メンタルヘルスが社会問題化していて、多くの「うつ病」に関する本が出版されていますが、それらの本と違って、この本の特徴は、産業医の視点で書かれているという点にあります。
本著には、メンタルヘルスを職場のライン長(統括部長とか統括課長とか)が管理するラインケアに関するアドバイスが指南されており、管理職にとって必携の書ではないかと思います。
また、「メンタルヘルス入門」と掲題されているように、入門書としての役割も十分に果たしています。メンタルヘルスについてまったく知識がない人にも、わかりやすい内容であると思います。まずはこの本を読んで、より詳しいことを知りたければ次の本へ、というステップになるでしょう。
現在の職場環境を十分考慮した入門書
★★★★★
→現在の職場環境を十分考慮した
メンタルヘルスの入門書
→メンタルヘルスとは何なのか
なぜ起きるのか
どうやって対処したらよいか..
豊富な知識に裏づけられた
簡潔な説明が分かりやすい
→特に5章の「事例で見る適切な聴き方」はためになります
1対1の面談をする場面を想定した7つのコツ(P164)は
自分の手帳にメモしました
ぜひ、実践して身につけたいと思います
メンタルヘルスの初歩の初歩
★★★☆☆
著者ですが、日本医師会・認定産業医講習会では、メンタルヘルス担当講師としていつも登場する権威です。この本では、メンタルヘルスの基本中の基本から、うつ病など精神障害の概略、さらにサポート、復帰プログラムについて、一般のひとにわかりやすいように書かれています。ビギナーにとっては、基本事項の説明が中心のいい本だと思います。
具体的なケースレポート、復帰へのロードマップ、EAP(従業員支援プログラム)などは、この本では導入のみと言ったところで、物足りないかもしれません。さらに詳しく知りたければ、もう少し進んだ内容の本が必要でしょう。
初心者にはわかりやすい
★★★★☆
私はメンタルヘルスについては全くの初心者であるが、知識がほぼない状態でも
わかりにくい部分はなかったというのが感想である。
この書を購入したきっかけは自分自身の変化である。私はどちらかというと
ストレス耐性は高い方だという自負があったのだが、ここ数ヶ月、体調があまり
よくないなどの症状があり、もしかしたらということでメンタルヘルスの入門書を
探してみたところ、本書に出会ったという次第である。
社内でも同じ部署の人間が精神的なものが理由で休んでいたりするので、自分自身のみ
ならず、周囲の力にもなれたらなぁというのが今の心境だ。
ただ、そこまで行くとなると本書では足りないような印象なので、もうひとつ
上のレベルの本を探してみようと考えている。