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村上龍料理小説集 講談社文庫

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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食べることとは生きること ★★★★★
taiyaki#52

村上龍さんの料理にまつわる32の短編小説集です。
料理研究家の方が雑誌で紹介してて、読んでみました。
料理を題材にしながら、いろんなストーリーが書かれてて面白いです。
村上さんのファンだけじゃなく、食が好きな方にもおすすめです。
不思議なのは短編に名前(タイトル)がないんですよね。
村上さんの意図が何かあるのかもしれません。
彼の作品の熱心な読者ではありませんが ★★★★☆
吉本隆明さんが、この本について言及されていて、
それで読みました。
彼の作品のファンでなくとも、
センスの良さに思わず唸ります。

登場人物がビールを飲んでいる場面で
こちらもビールを飲みたくなってしまう感じの
村上春樹氏の作品とはまた一味違って、
空気ごと、雰囲気ごと、食事の景色が印象的に立ち上がる、
映画のワンシーンの集積のような作品集でした。
食事と同じくらい、会話がいい。
面白し。 ★★★☆☆
実は村上龍さんの作品は食わず嫌いでした。
形から入る私は、新しい作家にトライする時、「有名な本」から読もうとします。
村上さんの場合は「限りなく透明に近いブルー」。
宮本輝さんを読みふけった翌日に読んだのが悪かったか、その文体に拒絶反応を起こし、以来遠のいていました。

ちょっと村上さんに興味を持ち直したのが「五分後の世界」と続編の「ヒュウガウィルス」。
綺麗な、そして想像力を小気味良く刺激してくれる文章・文体に「おぅ」と思いました。
そして今回の「料理小説集」。なかなかよいです。
ページ数にして1ストーリー2,3ページ。
通勤時にポケットに忍ばせ、寸断される事無く一つ一つ読みきれる。

短編の美徳である「全てを語らず」且つ「不思議さの余韻を残して」が、
各編「適量」にまぶされている。

内容の方は、
サラリーマン生活を無難に楽しく送っている自分にとって、
ハルカ彼方10光年の世界だが、それでも「そんなこと、あるかもしれないね」と、
自分の人生に別の側面があるかもしれないことを予感させてくれる。

良い本です。何の負担にもならないので読んでみてください。

思い出は食事の中にある ★★★★☆
人と食事をすること。こんな簡単で特別じゃなさそうな事が
この作家にかかると随分と特別になる。すべて過去の出来事だから
せつない・・・食事をするということが実はエロチックで五感に絡むん
だな、ということが感じられて楽しんだ。個人的にはコートダジュール
である女性と過ごしたという内容のものが好きで3回ほど読み返した。

一生に一度ぐらいはあるかもしれない、あるシチューエーションでたま
たま会った女性とたまたま数日を過ごした時間、その場所に酔ってし
まった自分と相手・・・。
それは東京じゃ起こらない気がするのは気のせいか。
そういう意味でシチュエーション小説と言ってもいいかな。

食べることが好きな人にはとりあえず絡んでくるおいしいもので

刺激を受けることは間違いないでしょう。