企画は面白いのに…
★★☆☆☆
メインの部分は1宿ごとに4ページ(見開き2ページ分)を使って、1ページ目が宿場の紹介、2ページ目が周辺案内のイラストマップ風、3、4ページ目がその宿場をネタにした漫画(エッセイ漫画?)という構成です。
東海道五十三次をイラストレーター2人が徒歩で踏破、という企画自体はとても面白いと思ったのですが
・紙面がゴチャゴチャしていてとても読みにくいです。(漫画部分は逆にスカスカです。)本文が1ページ目の1/3程度を割いた宿場紹介文を除いてはほとんど無く、イラストマップには白黒で小さい写真がいっぱい掲載されているためではないでしょうか。
・本文、イラストマップはスポット紹介ばかりで、地図が掲載されている以外は街道を旅するという連続性がまったく感じられません。せっかく踏破しているのに、車でスポット巡りをしても同じような物が書けるのでは、という感想を持ちました。
ということで、紹介されているのはほとんどが食べ物(屋)と史跡です。東海道全域版の”るるぶ”を読んでいるようでした。
”てくてく”の部分に過剰に期待していた私にはガッカリでした。