買い物客の動向を分析し、売上増加をはかる。
★★★★★
快適な買い物を楽しむために、調査を積み重ね、お客さんの動きから見えてくる欲求を読み解き、ショッピングの意欲的な増加を導く試みが盛り込まれている。
スーパーマーケットの買い物カゴの置き場所、ファーストフード・ドライブスルーの利用者たちと駐車場、商業スペースの椅子の重要な役割など、経営者と、売り場担当責任者には必読書である。
著者であるパコ・アンダーヒルが、実際に調査した結果から、ショッピングにおける人の行動が観察された、優れたビジネス書である。
この本を読んで、街を歩いてみると、本書が生かされている場面に、とても納得するものがある。
店を観察したくなる
★★★★★
意地悪かもしれませんが
この本を読み終わったら
お店の中をいろいろと見回したくなりました。
そしてやはりあまりお店は
こういう消費者の心理を
あまり重要にしていない模様で。
実際消費者のニーズを無視したような
買い物かごで唖然とした経験がありますので。
売り上げを伸ばすポイント、
それはそれぞれの年代・性別によって
置き場所を工夫したりすること、
そして買う人をそそるようなちょっとした工夫なんだなと
つくづく感じました。
『売り場』と『科学』がつながるとき・・・
★★★★★
お客さまのふるまいを注意深く観察することで、売り場の改善活動につなげています。
サービス生産性が低いと言われる日本において、ぜひとも実践してみたい手法の一つです。
ショッピングを科学するという新しい発想に、小売業界の進化が予感できる一冊です。
構成が悪く、読みにくい本
★★☆☆☆
小売店の商品配置に関する話が多いです。実際の買い物客の観察から出たデータを紹介しているので参考にはなるのですが、とにかく読みにくい!
一般的にこうしたビジネス書は「ディスプレイ」とか「動線」とかの大きな項目があり、それぞれの項目名、実験方法、結果、結論とまとまっているものです。ところがこの本は、著者たちの実験方法と実験結果がだらだらと書き連ねられているだけで、子供の作文のようにまとまりに欠けます。大事な結論もだらだら文に埋もれていて、注意深く拾い出さなければなりません。
内容はともかく、読み通すにはひどく根気が要ります。読む場合はペンを手に持って、使えそうなところにラインを引き、再読の際の手間を省くことをお勧めします。
ライバルには見せたくない本
★★★★★
ストアレベルでのマーケティングについて
非常に、詳しく、具体的に書かれており
翌日から実践でき、効果が発揮できる、素晴らしくお得な本です。
コンサルタント気分になって、自店を改造できます。
競合店には見てほしくないなあ・・。