講義に出て直接教えを請いたい
★★★★★
著者は「わが国の学問は『世間』という人間関係によって大きな危機を迎えている」更に「『教養概念』の共通認識もない」と述べる。しかし、わが国の今後の学術のあり方を考えるときに、「世間」という問題抜きには語れないので、この本を書いたとある。
私は以前、純粋に「世間とは何か」知りたいと思って、著者の同名の著書を読んだことがあるが、その時の私にとっては、読者のターゲットが不明で、執筆の目的も明確にわからず、結局、「世間とは何か」の答えを得られずにむなしく本を閉じたことがあった。しかし、本書を読んで、著者の主張が本当によくわかった。心から共感できると感じた。明治維新以来の西洋個人主義と日本の世間の狭間で、今も多くの人びとが理由もわからず苦しんでいる。新たな心持で前著を読み返し、「教養とはなにか」も読んでみようという気持ちになった。本書の印象深い箇所は数え切れないが、「百姓伝記」の「五常とは何か」には強烈なインパクトを受けた。
21世紀とは、ある意味回顧的な世紀であり、20世紀の「社会」が失いつつあった19世紀までの「共同体」を見直す世紀なのかも知れない。
ためになったと思う方もいるだろう
★★★☆☆
悪い本ではない。読者層によっては訴えるもののある本である。また、著者に広い教養も理解できるし、引かれている例も西洋だけに止まらず、日本という場所において考察されているのもよくわかる。ただ、わたくしにとってはこの本に書いてあることは至極当然すぎて、わざわざ読むに値はしなかった。
わたくしが疑問とするところは二つあった。ひとつは著者は「世間」を打破しなければならないものとして規定するが、そうだろうか? 「世間」というものが悪の根源であるかのような書き方をしているように見えるのだが、そのようなシステムが成立し、定着しているならそれなりの理由、効用があるはずではないだろうか。学問の世界において「世間」があることは、本当にマイナス面だけなのであろうか。わたくしには、世間のプラス面が考察されていないことが不満に思える。つまり、「世間」は残しておいて、「世間」とのかかわりや対応の仕方を変える、という方策もあるのではないだろうか。
また、もう一つは、日本国内に視点をおいていても、やっぱり西欧を理想のものとみている「オリエンタリズム」の思想を著者が秘めているように思えてならないのだ。
ただし、これらは読者の立場の問題かもしれない。読者が異なれば有益な本のようにも思われる。
悩める学生には星5つ!
★★★★★
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