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Game Theory

価格: ¥1,088
カテゴリ: CD
ブランド: Def Jam
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Despite their signing to Def Jam, on Game Theory the Roots head in a direction opposite from all the trendy, commercial formulas that the label has pioneered. This is as intensely a "Roots album" as anything they've put out, the rightful sequel to their brilliant, creative Phrenology (unlike their last album, the off-balance Tipping Point. Game Theory is a dark and brooding affair, not just in Black Thought's foreboding lyricism but also in its musical textures. There's a layer of melancholia running beneath nearly every song, whether in the heavy thump of "In the Music" or the frenetic verve of "Here I Come." Track-for-track, this isn't The Roots' most scintillating collection of songs, but listened to from end-to-end, it's actually a remarkable achievement in album-making. Every song builds into the next one, and those willing to experience Game Theory as a 47-minute suite of 13 songs will be richly rewarded by how precisely the whole puzzle fits together. --Oliver Wang
ハングマンのジャケ・・・良いセンスですな。 ★★★★☆
やっぱ良いな、この人達。
hip hopってどうしても、イメージ先行っつうか。
俺の中ではどうも他のジャンルに比べて好きになるアーティストが少ない。

でも、う〜ん・・・、ってならんね、彼らの楽曲を聴くと。
実際良く練って創ってると思うし。
似たり寄ったりのhip hopアーティストの中で良い意味で浮いてる。
毎回クリエイティヴだし。なんか惰性でやってる奴等多いからなぁ。
あ、しっとりメロウな曲が多いのも個人的に好印象。

なんつーか、jazz、soulとか好きだけどhip hopは・・・
みたいな人に聞いて欲しいわ。やかましいモンと思ってたし、俺も。
ジャケもかっちょ良いので興味あれば是非。

でもなんかhip hop好きな人には受けがそんな良くないみたいね。(←俺の周辺の話ですが。)
ラップどころかブラック・ミュージックの入門盤に! ★★★★★
 若い頃からロックとかどっぷり聴いてしまうと、ヒップホップでアルバム通して聴けるものが多くありません。実際Kanye Westの諸作、彼が手がけたCommonの『Be』 、N.E.R.D.『Fly or Die』 といった、ソウルの意匠を受け継ぎつつもあらゆるジャンルのおいしいとこを巧みに紡いだ作品くらいでしょうか。無駄なインタールードの長さや、トラックやライムが似通っているのに曲数多かったりして、EminemやBeastie Boysですら満足に通して聴けません。

 しかしながら、フィラデルフィア出身のヒップホップバンド、The Rootsだけはもう別格。ソウルフルでクェストラヴの8ビートが全体を貫く前作『The Tipping Point』も素晴らしかったんですが、『Game Theory』はそれを凌ぐ完成度。

 ブラックミュージックに疎いので、彼らがDefJamにレーベルを移したことがどういう意味を成すのかを知り得ません。ですが、今作が彼らの代名詞だった「オーガニックなヒップホップ」という「理論」通りでないことは確か。音は生音と言うよりかは他のブラックミュージックのように無数のトラックを組み込んで作った印象ですし、普通のヒップホップのように多くのゲストがフィーチャリングしてます。また、"Atonement"ではRadioheadの"You And Whose Army?" をサンプリングするなど、通底するダークさも持ち合わせています。おかげでこれまでになかった各曲のヴァリエーションの豊かさがあり、良い作品には欠かせない大局的な緩急のつけ方があります。

 "In The Music""Don't Feel Right" など彼らの理論が肉付けされたような前半部も好きですが、やはりじわじわ盛り上がるダークな"Baby"からの後半に今作の強さを感じます。その後ようやく聴けるクェストラヴの爆裂ドラム"Here I Come"で凡百のロックンロールなんかより血湧き肉躍り、リフとヴォーカルが絡み合いながら昇天していくような"Long Time"へ!この展開文句無いくらいカッコ良い!

 "Livin' In A New World"で一息ついたら、"Clock With No Hands"と、前述した"Atonement"で品の良い女性ヴォーカルを堪能します。トラックの鍵盤音と抑えたビートが心地良すぎて沈没しそうです。最後はこれまた地底から昇るようなメロディが繰り返される"Can't Stop This"で憎いくらいにふさわしい締め。このアルバムを是非ブラックミュージックの入門盤として欲しいと願います。
止まらない鼓動・・・ ★★★★☆
多少の荒々しさはあるもののとても壮快な構成になっており、タイトルにもなっているGame Theoryで一気にあがっていきます。大音量で聞き流すのがお勧めです。
2006年度屈指の名作 ★★★★★
 別に僕はヒップ・ホップ信者ではないし、「コルトレーンの録音は全部聴く!」というような、スクエア・ジャズ・ファンでもない。別に聴いて格好良ければ、何だって良いのです。偉そうに聞こえるかもしれませんけど。そうした耳で聴くと、このアルバムは滅茶苦茶、格好良い。新譜を、そう多く聴くタイプでもないのですけど、これは2006年に出たアルバム(僕の聴いた範囲で)では、一、二を争う出来だと思う。

 何が良いって、アルバムとしての流れが良い。かつてのような、長尺のジャムめいた曲が姿を消し、各曲の勢いがそのまま次の曲に引き継がれ、全体にメリハリがついている。そしてまた曲の出来が粒揃い。ベスト・トラックは8だが、3から5にかけての流れとか、もう悶絶するくらい格好良い。収録時間も約50分と、僕としては理想的な量。何やらゲストも多いようだけど、この辺はどうでもいいかな。

 確かにこれが、ザ・ルーツの代表傑作となり得るか、と言われればちょっと困るのだけど。個人的には「フリノロジー」以来の傑作であるのは、間違いのないところですかな。
the roots ★★★★★
たぶん、今回も賛否両論でしょう。
一枚目、二枚目のファンはまちがいなくそう思う。
彼らはファンが期待してるものを作りたがらないらしい。
売るための曲を作るのがいやでjay-zのdefjamに行ったらしい。
それをjay-zが受け入れた形。
このアルバムを作るにあたって、いろいろ構想があったようで、
その一つにはニューオリンズのマーチングバンドを全面に押し出した
アルバム。しかしカトリーナで連絡が難しくなってしまったとか。
相当かっこよさそう。聞いてみたい。
今回のアルバムの内容はおもに社会へのメッセージ。
テーマがまじめだけに音も難しい感じ。
babyは結構かっこいいけど。
でも、the rootsはライブバンド。前回のdon't say nuthin'も
CDではいまひとつだったのに、ネットでひろったスタジオライブは
まったく別物。
CDはライブへ行くための準備に過ぎない。

"The best live band in hiphop"