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完訳フロイス日本史〈6〉ザビエル来日と初期の布教活動―大友宗麟篇(1) (中公文庫)

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カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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ザビエルの来日(1549年)と、その高潔な人柄 ★★★★☆
鹿児島に来日したザビエルは希望通り都に行けないので、せめて山口までの旅を決意する。ザビエルは、一人の修道士を供に、苦難の旅に出た。「・・・彼らは、日本人の目にはいとも新奇で、かつてその地方で見たこともない異様さであり、それに貧素な装いをしていたので、一行が赴いた数カ所では、路頭や広場で時々、子供たちから投石されたり罵倒された。・・・彼(ザビエル)が道をたどって行く時の並々ならぬ謙虚さと畏懼する有様は、彼がつねに我らの主デウスの御前で歩んでいることを明らかに示していた。そして家畜小屋のような宿に行き、そこで食事をする時には、道中非常に疲れていたにもかかわらず、いとも謙虚にうやうやしく食べ、その態度はまるで一人の奴隷が偉い主人の前にいて、彼から支給されたものが自分にはもったいなくふさわしくないかのように食事したり振舞ったりするようであった。」(第三章)。

なお、ザビエルは布教のため後日シナへの渡航を試みたが、途次サンショアン島で1552年(来日から3年後)病没した。ザビエルが東インドに滞在すること十一年に及んでいた。(第五章)