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007/ムーンレイカー (創元推理文庫 138-2)

価格: ¥840
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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「さようなら、ジェームズ」 ★★★★★
渋いヒロインとの別れ方、邪悪な敵とその計画などなど。映画とは違って現実味があるこの原作は映画とはまったくの別物である。
ボンドが謎を追っていく描写は探偵物を想起させることもある。ボンドがじっくり敵を探っていく描写はかっこよく、またおもしろい。
個人的には初期傑作と呼ばれた前作「死ぬのはやつらだ」よりもお勧めできる作品。
原作のままの映画化も望まれたこの原作。ぜひ一度読むことをお勧めします。
映画になっていないスペクタクル・シーンあり! ★★★★★
映画「ムーンレイカー」はスター・ウォーズを意識した、宇宙を舞台にした007シリーズという感じで、その時代を思い出させるだけで、特に語るべきものはありません。そういえば、スペシャル・エフェクトもルーカスのL.L.M.のものに比べると一時代前のものでした。イアン・フレミングの原作からはタイトルと登場人物の名前が取られているくらいで、いつもどおりですね。
当原作はシリーズ3作目で、初期の秀作のひとつです。話はナチスの残党が、核ミサイルでロンドンを攻撃するという話です。いつもどおり話がうますぎるのですが、ナチスの残党が第2次大戦後にイギリスの渡り、イギリス政府公認の元、国内にミサイル基地をつくってしまうというアイデアは面白いです。
映画007シリーズではフレミングの原作シリーズの中のシーンがタイトルに関わらず、所々で拝借されているのですが、当原作のスペクタクル・シーンは未だ映画になっていません。
山中の上りのワインディング・ロードでのカーチェイスです。逃げ切れないと思ったドラッグスは前を走っていた直径数メートルの原紙のロールを積んだ大型トラックに手下を乗り移らせて、荷物を押さえていたロープを切らせます。すると数トンもある巨大な紙のロールがボンドの車に向かって行きます。どうなるのかは読んでからのお楽しみです。その事後のシーンのイメージが強烈です。トイレット・ペーパーの端を持ってすべり台から転がしたように、巨大な紙がワインディング・ロードに沿って、うねりながら横たわっているという光景は一度映画でもいいから見てみたいものです。こんなこと考えるフレミングっていいですね。
映画と違うところがまたいいのです。 ★★★★☆
 この本は映画007シリーズの「ムーンレイカー」の小説版ではありません。そちらはクリストファー・ウッド作、井上一夫訳、創元推理文庫194-1 「007とムーンレイカー」です。

 さてこの本に話を戻すと、ヒューゴ・ドラックスやロケットが出てくるのは映画と同じなのですが、映画の話とは別だと思って読んだほうがおもしろいと思います。この本を読んでいる間は、あなたはボンド、あるいはボンドガールであることは他の作品と同じです。