二月七日
(五)「全然夾雑物(きょうざつぶつ)のない完全性-それは神であり、神への接近-それが人生である(以下略)」(孔子)
(六)「私はいかに無教育でも、理性の道をたどって進むことができる。私が恐れなければならないのは、増上慢だけである。(以下略)」(『老子』による)
(七)「奇妙な話ではないか!われわれは外部からの悪には、換言すれば、他人から蒙る(こうむる)悪、どうにも排除できない悪には憤慨するけれども、いつも自分の支配下にある自分自身との悪とは、いっこうに闘おうとしない。」(マルクス・アウレリアス)
二月十六日
(三)「天と地を眺めて思うがいい。山も川も、さまざまな形の生命も、自然が生み出したものも、何もかも須臾(しゅゆ)にして過ぎ去る。まさに諸行無常である。(以下略)」(仏陀の言葉)
ローマ皇帝から孔子、老子、仏陀まで、凄いことだと思います。ぜひ座右の書にしてほしい一冊です。