インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

球体の奏でる音楽

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
小沢健二の最高傑作! ★★★★★
と、間違いなく思う。
全8曲、TOTALTIME30分足らずの為、雑誌などで、
勝手にミニアルバム的な扱いにされているのが頂けない。

当時はCD全盛時代で1枚70〜80分の大作アルバムが主流でしたが、
レコード時代から見れば、アルバム1枚30分とか当たり前。
世界的名盤、マーヴィン・ゲイの「What's Going on」だって35分だよ?

タイトル〜ジャケットも含めて、
一つの世界観で完結された素晴らしいアルバムです。
ここにきて、さらに小沢健二の詩才は爆発し、
「LIFE」より落ち着いた曲調がそれを際立たせる。

一つのアルバムの世界に浸る時に、
30分って長過ぎず、短過ぎず、
凄く絶妙な時間なんだなって気付かせてくれる。
そんな素晴らしいアルバムです。
LIFEより聴いたアルバム ★★★★★
小沢君のアルバムの中では印象が薄いのか(涙)、ファンの間でもあまり語られることのないアルバムですが、私は大好きです。
聴いた回数はLIFEより多いです。

ジャズテイストが濃いので、万人ウケはしないかもしれませんが、こんなに明るい昼間が似合うジャズってのも結構めずらしいですね。
ライフでは恋人と東京を楽しくデートして、恋の喜びを感じていた小沢君が、1人で旅に出て、旅先で海や風や花の美しさを感じている…そんな感じのアルバムです。

球体の奏でる音楽=地球の奏でる音楽でしょうか。
自然も、時の流れも、そこに住む人や動物の日々の楽しさや悲しさも、まるで地球が奏でている音楽のようだ…と、曲や歌声は相変わらず軽快なのですが、日本文学のような美しい歌詞に深いことをさらっと織り込んでいる、小沢君という人そのものような作りになっています。

個人的にはもっと評価されてほしいアルバムです。


聞けば聞くほど ★★★★★
味がある作品。渋い。最初はなんか違うなと思ってたんだけど聞くたび印象が良くなる。おしゃれだなーと思いましたよ。
大人になれば はかっこいい曲だ。
上品で、甘くせつない。 ★★★★★
一曲目のイントロを聴いた瞬間から、このアルバムは安心して聴けると確信しました。JーPOPの中でジャズの作風で異彩をはなってるなと思います。メロディーと歌詞も、上品で甘くせつなく、永く聴けます。
1996 ★★★★★
夏の終わりにフラリと尾道を旅したことがある。志賀直哉が、林芙美子がかつてこの街で小説を綴った理由がわかるような気がしたり、日本の情緒を優しく残した街の表情に気持ちがほっこりしたのをよく憶えている。その時の記憶を反芻したくなったのは1のせいなのだけれど、初めて訪れた土地なのにすぐに心がなじむことがあるように、前2作とは趣の異なる本作に慣れ親しむのにそう時間はかからなかった。
ピアノ、ウッド・ベース、パーカッション等を配したアレンジの新鮮さはどうだろう。先行シングル2もそうだが、このシンプルかつ奥行きの深い音と彼のボーカル・スタイルの相性がすごく良い。ジャズ風のフェイクとはまた違うリズミカルな独自の唱法が歌詞のニュアンスを引き立てていて無理がないのだ。スカパラ・ホーンズが参加した南国調の5やハープと歌のみで綴られる6などもスタンダードのように聴こえるから不思議。小沢君の作る音楽はめざしてそうなるわけではなく、自ずと普遍性を持ってしまうという性質があるように思える。それがこの3枚目で明確になった。高度情報化社会のそのまた消費スピードの速い音楽の世界で、スタンダードの基準や価値を見出すのは確かに容易ではないが、ここに収められた曲の明度はいつの日も道を歩くには十二分な灯りのようである。
柄になくセンチメンタルになってみたり、人恋しくなったり。そんな感情を大事にして音楽を作る人がいて、それを聴く人がいる。日本人で良かった、なんて感じる時の心象にも似たアルバム。"群青色"や"遍く"など日本語の美しさも光る。