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百舌谷さん逆上する(2) (アフタヌーンKC)

価格: ¥560
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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第二巻になって変態性がエスカレート! ★★★★★
ツンデレ漫画だけど、第二巻になってますます変態性が高くなってきた。
第1巻は一風変わったラブコメって感じだったけど、第二巻はかなりエスカレート。でも、それがまたいい。
この作家には普通の漫画は望んじゃいけない。
泣けて泣けて仕方がありませんでした。 ★★★★★
ギャグ漫画……の皮を被った、とてもメッセージ性の高い漫画です。

「そういう生き方しか出来ない人間」の心情描写を巧みに表現しています。
1巻(百舌谷さん逆上する 1 (アフタヌーンKC))では、持論で塗り固め、やっとで立っている心の有様を。
当2巻では、無自覚のうちに、塗り固めた持論が瓦解しているのに気付かない様を、
見事なまでに描ききっている様に思えました。
ギャグ漫画です。笑えます。
でもそれ以上に、「そういう生き方しか出来ない人間」である人の、
今やら過去やらをえぐります。

読者の持っているものや、生き方によって、
または世代で、受け取り方がさっぱり変わるかも知れません。
これほど熱量の高い作品も珍しいので、面白い漫画に飢えている方は是非、一読してみて下さい。
寂しいツンデレ ★★★★★
愛情を向けられ嬉しくなると相手を大怪我させてしまうくらい暴力を振るってしまう「ツンデレ病」の少女、小音。だから誰も好きにならないようにしているけれどしょせん小学生。誰もあたしをわかってくれるもんか、あたしが可愛がれるのは徹底的な弱者だけよ! でもどんなに暴力をふるっても受け入れてくれる相手の存在にたまらなくかわいらしい笑顔を見せる。その笑顔の為に僕はがんばっている……のかな? とときたま不安に思う被害者・樺島くん。

1巻ではネームが多すぎて読みにくかったんだけど2巻ではネームも整理されて(コマはあいかわらず小さい)少し読みやすくなっている。

しかし1巻の竜田くんはヒーローじゃなかったのか。
ますます面白くなった2巻。作者遂にブレイクの予感!? ★★★★★
今巻からぐっと頭角を現してきたのが樺島くん。老け顔の小太りでクラスのいじめられっ子だが、百舌谷さんの過激な言動を受け止められる唯一の理解者であり、弟思いのイイヤツである。

本作はわりと視点が複数の人物にバラけており主観視点の少ない作品だが、数少ないモノローグの殆どを樺島くんが担っているのは特筆して良いだろう。彼が2巻でほぼ主人公に近い位置づけとなった事により、ぐっと読みやすさが増した。

百舌谷さんは頭が良すぎ、性格が複雑すぎて感情移入しにくいし、1巻で百舌谷さんの彼氏となった竜田くんは脳味噌がかなり薄味(まあそれが本来の子供の姿だけど)なので面白味がない。やはり樺島くんが読者代表には適任だろう。

百舌谷さんと樺島くんの関係はとても微妙で、それが本作の持ち味ともなっている。一見、女王様と下僕のようにコキ使われ、いじめられているが、その実百舌谷さんは樺島くんを信頼し切っており、樺島くんも自分が居ないと百舌谷さんがダメになってしまう事を理解している。

彼女が樺島の弟・勇次郎とその看護師・珠美に近づき、ついポロッと樺島への素直な想いを吐露してしまうシーンが今巻のハイライト。ここまでずーっとギャグタッチで描いてきたからこそ、「ここぞ!」というシーンのシリアスさが胸に迫る。エピローグ的なラスト8ページは涙なしには読めなかった。

総評:笑えて泣けて、登場人物が愛おしくなる作品。これまで人間心理の暗部を描いてきた作者だからこそ、ギャグテイストの中にも一筋縄ではいかない人物像を作り上げることに成功している。流行の「萌え要素」を取り込みながら、一方で批判を忘れていないのが作者らしい。ひねくれ者の面目躍如である。
追記:勇次郎の初出時の衣装は必見です。ぶっちゃけ新しい属性に目覚めそうです。
1巻から読んだ方が面白いですよ ★★★★☆
1巻を買ってからこの作者が好きになり、過去の作品でいきなり『空談師』に
ブチ当たって、そのあまりの・・・っぷりに逆上して、ちょっとこの人(作者)
とは、距離を置いて付き合った方がいいかなぁ、と思ったところで2巻。
前半は既刊からの良いペースで流れていきます。しかし、後半になってからは
いろいろとあって(ネタバレなので書けませんが)滝のごとき急展開。あれ?
画力は当然として、構成力に関しては『空談師』でも認めざるを得ない筆力で
あるだけに、面白いには面白いんだけど、少し不安になってしまいました。
とはいえ、読み返してみるとちゃんとペース配分は考えられているようです。
一巻単位で前半に仕掛けをしておいて、後半からドタバタやって、次は?って
構成は守られているようなので、取り越し苦労なのだと思います。でも、1巻
よりも少し語りが雑になっているようにも思えたり。勢い優先、ってことなの
でしょうか? ただ、あんまりやり過ぎるとブレーキの壊れたダンプカー状態
になりかねないので、やっばりドキドキしています。
(個人的には『少年時代』に合わせたとあるシーンがこの巻でベストではない
かと)

えーと、長々と書きました。すみません。で、この本買って良いかどうか?に
ついてですが、良いと思います。☆五つです。でも、表紙裏のマンガが、昔の
オタク臭くて、若いクセにそれはないだろう君、ってな感じで、他の人が星を
五つ付けているのもあって、わたしは☆一つ減らして星四つです。はい。