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舞姫(テレプシコーラ) (3) (MFコミックス―ダ・ヴィンチシリーズ)

価格: ¥620
カテゴリ: コミック
ブランド: メディアファクトリー
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ちょっと小中学生に見せるには・・・ ★★☆☆☆
あらかじめ、内容を確かめず、小学二年生のバレエを習っている娘に読んでもらおうと思って10巻セットを買いましたが、1巻から3巻まで、ちょっと小学生に見せれないページが出てきて、とっさにカッターナイフでそのページを切り取るはめに。小中学生の親としてはよく内容をたしかめてから購入するべきでした。ふさわしくないページをはずしてから子供に与えました。
ついにコンクール ★★★★★
この巻ではジュニアの地方コンクールがメインです。「アラベスク」とは違って、とても地に付いた、現実的なコンクールの描かれ方に作者のバレエへの熱情と、現代の読者ヘのメッセージが受け止められました。舞台は「現在」なのですから、モダンもあればクラシックもあります。そしてコンクールというものが実際にどんなものであるのか、これは取材にでも行かない限り絶対にわからないような「舞台裏」のひとつであると思います。このような貴重な面、子供たちが子供として感じるプレッシャー、控え室での騒動等―を漫画を読むだけで手に取るようにわかってしまえるというのは、大変な贅沢のように感じられます。

私も、小さな頃からピアノを習っていたので舞台に出てパフォーマンスをするという経験がありました。でも、その当時は先生が「ホラ、○○さんの番よ、頑張ってきてね」と送り出してくれるのを覚えているくらいで、極めてマイペースにやっていたつもりでした。しかし、この巻を読んでいると、つまらないことで緊張が極度にまで達してしまったりする心が、子供の時は自覚していなかったけど、あったのかもしれない、などと思います。期待されていた子供たちの失敗、母親の娘たちに対する態度の違い、そしてルールを破って出場する空美、謎の敵意むき出しのキャラたち…4巻が待ち遠しい!

バレエまんが、でも・・・ ★★★★☆
山岸さんお得意のバレエの世界ですが、あいかわらずマニアックな知識の豊富さを基盤としていて読み応えがあります。そして、今回は単に上昇志向だけでなく、子供が鍛えられること、その精神面も描かれていて、単なるバレエ漫画にとどまらず、作者の教育に関するなげかけが感じられます。

それにしても、子供の気持ちをいきいきと描いておられますね。わたしはバレエはやってませんが、「そうそう、お母さんにこんな風に言われて傷ついたよな・・。」と思い返す場面がしばしばです。

アラベスクから発展した作品 ★★★★★
安易にアラベスクを現代版で日本に置き換えているのかと読んでいましたが、この巻で自分の認識違いに気付きました。作者も読者もバレエ環境も変化しており、今日のバレエ作品はこのように発展しているのかと感慨深いです。この先が本当に楽しみです。是非お奨めです。
舞の女神は果たして微笑むのだろうか? ★★★★★
いよいよコンクールが始まり、今までは明らかな被虐待児である空美の受ける仕打ちで目立たなかった、千花と六花の母親の「虐待」も顕著になってきた。六花に対しての過干渉、劣等感と緊張を与える言動、そして千花に対しての期待という名の虐待。母親の期待を一身に背負い、優等生としてのレールを歩んできた彼女の今後が非常に気になる。対して、おそらくは作者の理想とする母親像のような金子先生。主人公である六花はこの対照的な2人のもとで踊り手としてどう成長して行くのか。千花に(何故か)悪意剥き出しの少女達も登場し、目が離せない。そして、各シーンによって読者にバレエというものの厳しさを思い知らしめ、かと思えば憧れをも抱かせてしまう作者はやはり天才である。