私も、小さな頃からピアノを習っていたので舞台に出てパフォーマンスをするという経験がありました。でも、その当時は先生が「ホラ、○○さんの番よ、頑張ってきてね」と送り出してくれるのを覚えているくらいで、極めてマイペースにやっていたつもりでした。しかし、この巻を読んでいると、つまらないことで緊張が極度にまで達してしまったりする心が、子供の時は自覚していなかったけど、あったのかもしれない、などと思います。期待されていた子供たちの失敗、母親の娘たちに対する態度の違い、そしてルールを破って出場する空美、謎の敵意むき出しのキャラたち…4巻が待ち遠しい!
それにしても、子供の気持ちをいきいきと描いておられますね。わたしはバレエはやってませんが、「そうそう、お母さんにこんな風に言われて傷ついたよな・・。」と思い返す場面がしばしばです。