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アナーキスト人類学のための断章

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 以文社
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アクティヴ!! ★★★★★
この著者の評価は「Toward an Anthropological Theory of Value -The Fales Coin of Our Dream」の翻訳を待つか、原文を読むべきでしょう。
これはパンフレットです。
Prickry Paradigm で pdf で全文無料で落とせるモノです(お早めに)。
高踏な本ではなく理想を語る本です。
がんがん読み飛ばすための良い本です。
「高踏理論」に抗して ★★★★★
レーニン型社会主義が「勝利する」前の19世紀末から20世紀の初頭にかけては、さまざまな「社会主義」運動が叢生した。修正社会主義のみならず、アナルコ・サンディカリズム、評議会共産主義運動、相互扶助社会主義等々・・・。レーニン型社会主義が崩壊し、グローバリズムが席巻する現在は、そうした1世紀前の時代の螺旋状の回帰の時代なのかもしれない。著者のスタンスは、反グローバリズム運動を担う諸運動のなかに、アナキズムの「要素」を見いだし、それを現代オルタナティブに鍛え上げていくことにある。文化人類学者としての知見を駆使しながら、「国家無き状態」はありうるということを示し、また高踏な理論によりかかるのではなく、より経験に即した「下からの」理論構築をすることで、マルクス主義とアナキズムの「社会革命的」要素との「折衷」を図っていくこと。著者の言っていることには何ら「新しい」ものはない。それは、運動そのものの中に価値を見いだし、それをひたすら教訓化しようとしてきた真面目な試みのなかに、つねに萌芽としてあったものを明らかにしている「だけ」なのであり、そこにおいてかけがえのない意義があるのだ。
だから、この本のなかでグレーバーが使っている「ターム」を、またぞろ「新基軸」として評価し、輸入するのはやめるべきである。各々の経験に即して再言語化していくこと、が本書の趣旨に最も適うとおもう。