大好きなアルバム!
★★★★★
BOφWYを初めて聴いたのがSINGLESだったので、このアルバムを聴いた時は、これがあのBOφWYなのか?と正直、驚きました。でも、聴いてると、この荒々しさがカッコよくて大好きなアルバムです。!BOφWYの才能を見抜けなかったビクターが、リマスタだ紙ジャケだと何度もリリースするのには笑ってしまいますが。(笑)
BOOWYの人間っぽさ
★★★★☆
こちらがデジタルリマスターされてない方の盤。素朴な香りがする音からは当時の「6人BOOWY」の荒削りだけど若い雰囲気が感じられてとても心地よい。
さて、この「+3」で加わった3曲は"OUT!","LET'S THINK"、そして最後に"DAKARA"。
もとのMORALでも社会に対する叫びやシニカルなメッセージが聞き取れるが、この3曲が加わったことで、幅が広がったように見える。
加わった3曲の順番も考えてあり、"NO N.Y"のあとに"OUT!"で粋がっている男の淋しさをさらりと歌い、続けて少し重めな"LET'S THINK"で女に遊ばれたと悔やむ男の姿を歌う。"MASS AGE"が続いて軽く笑い飛ばしてくれるのはいいフォローだ。
オリジナルは"ENDLESS"がラストの曲で、フェードアウトして終わったが、このあとに「DAKARA」が続く。メジャー盤にあるBOOWY曲では珍しい、深沢のサックスが氷室のヴォーカルと共に吠えてくれる。間奏部でヴォーカルとサックスだけになるが、そこで鳴るサックスの音が哀愁を帯びていて、ただの負けん気でなく、優しささえも感じた。
そんな3曲を加えたこの「MORAL+3」は単なるメッセージを連ねるだけでなく、男の弱さ、哀しみ、負けん気なども加えた人間っぽさがにじみ出る渋い作品。「伝説にされた」バンドBOOWYだからこそ、味わい深い。
19年前に
★★★★★
BOOWYがメジャーになってから出会った自分がこのアルバムを手にしたのは、88年。もちろんMORAL+3でした。OUT!!、LET’S THINK、DAKARAを加えたこのCDは当時のお気に入りでした。車の窓全開、ボリューム全開で聴いていました。全16曲にしては短いのが特徴です。氷室狂介さんの詩が好きでした。IMAGE DOWN、NO.NYは名曲ですね。
切に
★★★★★
デビュー当時は、ほかにもアナーキー、スターリン、ビートたけしまで唄って、ドーナツ盤出していた。ロフトのライブに没頭していた彼らにすれば、スタジオでのデビュー音源は まだ不確定なもの、どんどん変化していくもの、に違いなかったはずだ。本作の原音を素直に聞いて、変なトランス・ミックスに手を出さないように切に願う。
原点
★★★★★
ギグを重ねていくうちに有名になっていったバンド、のデビューアルバムなんて、あとから意外に思われること、実は多いのだ。許せないのはこの音源を利用し破壊・解体した『TRANS-MIX』だ。BO0WYはもう閉じられた本なのだ。犯罪行為に憤りを感じる。一方『布袋寅泰25年目の挑戦』は、ここから始まる。