サウンドトラック『トゥームレイダー』(2001年7月発売)に新録ナンバー<3>を提供し、2001年にリリースされた唯一のシングル<2>が全米ダンスチャート初のナンバーワンを獲得と、常に話題の最先端を走るダンスミュージック界のトップクリエイター、ケミカル・ブラザーズが、4作目のニューアルバムを発表。幻想的なサウンドとシャープなダンスビートが光る最新シングル<4>、リチャード・アシュクロフト(元ヴァーヴ)が参加した<10>のほか、日本盤のみ「STAR GUITAR」のビデオクリップも収録(CDエクストラ仕様)。(速藤年正)
ケミカル・ワールドへ旅に出れる。。。「快!!!」名盤です。
★★★★★
2002年、THE CHEMICAL BROTHERSの4thアルバムです。
このアルバムは、ひたすら快感!な「快!!!」名盤です。
全体的に、アップテンポでノリのいい曲です。
極度の攻撃性は、3rd「Surrender」や 4th「Dig Your Own Hole」より落ちると思いますが、
サイケデリック感やトリップ感は、こちらの方が、上回ると思います。
tr. 1 "Come with Us"から、ケミカル・ワールドへ旅に出れます。
tr. 2 "It Began in Africa"で、旅が、一気に加速!!!
tr. 4 "Star Guitar"の頃には、すっかり、ケミカル・ワールドにトリップしてます。
もちろん、その後も、めくるめく音の洪水!!!
(前半のアップテンポもいいけど。。。
個人的には、アルバム・中間あたり(tr.7)で、Beth Ortonの声でサイケにトリップしてしまうのが、最高です)
ストレス解消に最適です!
作業中は、作業がはかどります! (試しに、掃除しながら聴いてみてください・笑)
曲・サウンドともに強力なので、聴く時間帯を選ばないのも、Good!です。
ビッグ・ビートやテクノとかにこだわらず、
ロック・ファンやポップス・ファンでも聴ける、名盤です。
「THE CHEMICAL BROTHERS 初心者」にも、オススメです。
(中古盤・激安です。。。が、決して「使い捨て音楽」ではありません)
(参考)
ボーカルで、Beth Orton (tr. 7)、THE VERVEのRichard Ashcroft(tr. 10) が、参加です。
日本盤は、「Star Guitar (Video)」収録です。
オレはアッシド・テストに合格したか?
★★★★★
2002年1月21日リリース。彼等の4thアルバム。『Did I Pass The Acid Test?』と問うこのアルバムは前作から2年のスパンで登場した。いわゆる『ビッグ・ビート』が完成したアルバムだと思える。
その圧倒的潮流のようなビートとサウンドはまさに脳が化学変化しているようにさえ感じる。もう一歩突っ込んで言えば脳がテストされているような錯覚に陥る。一般的には3・4あたりが有名でウケも良いようだが、ぼくが最も好きなのは表題曲1の『カム・ウイズ・アス』だ。アナログ・シンセ満載にビッグ・ビート。そしてある意味、ビートルズのやっていたサイケデリックな実験音楽を継承発展させた音楽は、現代音楽的に捉まえてもかなり意味がある作品と思える。
トム・ローランズとエド・サイモンズがマンチェスター大学で出会ったのは1989年のことだが約10年でやりたいことをほとんど具現化したと感じるアルバムである。
タイトル通り
★★★★★
一緒に来いという先の世界はジャケのように光が満ちている。ただ圧倒。
ついて行こうよ!
★★★★★
「 ついてくる?」、「とも旅立とうよ!」そう問いかけるのが、約8年ぶりのアルバムとなる『 カム・ウィズ・アス 』。ロック、ハウス、そしてテクノ、いくつもの音楽を吸収し、外に向けられる波動。化学兄弟ココに、テイクオフ。先行して発売されたシングル『イット・ビギャン・イン・アフリカ 』や『スター・ギター 』も収録。トライバルな(民族的、ココではパーカッシブな、またパーカッションを多用した)イメージが全面を見事に包んでいます。
まずはアッパー・チューン"COME WITH US"がジリジリとケミカルブラザーズの復活を暗示します。そして出し惜しみすることなく間髪入れずに"IT BEGAN IN AFRIKA"。 マックスまで引き上げられたテンションを受けるのは、我らが"STAR GUITAR"!ヴォーカルにエレクトリック・ミュージックのBeth Orton(ベス・オートン)を迎え、ナチュラルで切なげなヴォイスと輝く電子音のコンビネーションはアルバム最高のデキです。 もちろん他にも"MY ELASTIC EYE"、"PIONEER SKIES"など中毒性の強いトラックが目白押し。唯一メロディアスな"THE STATE WE’RE IN"もGoodです。