あっ、「ねぇパパママ」って言ってたんだ。
★★★★★
私はフラッシュパパメンソールを聞いてからフラッシュパパを聞きました。
いやぁ、しかしフラッシュパパのカフェ・ド・鬼をここまでかなりおもしろい顔にするなんて「暴力的」とか「殺人的」ってまさに電気グルーブの為にある言葉なんだなーと思いました。どっちから聞いても楽しめますが、是非フラッシュパパとフラッシュパパメンソール2枚買うことをお勧めします。
テクノはじまります。
★★★★☆
93年5月発表。日本の音楽シーンにおける電気の立ち位置に対するジレンマと
世界のテクノに対する反応を表した1stアルバム丸ごとリミックス&再録盤。
(この二つの命題は次作ビタミンである程度の結果を出すが、電気の格闘は始まったばかりだった)
代表曲の1と10はBPMもあがり、彼らのラップもびっくりするほど速くなってます。
10では当時出てきたばかりのジャングル・ビート(後のドラムンベースにつながる)を取り入れたり、
衝撃を受けたロッテルダム・テクノな音作りの3やそのロッテルダムのユーロマスターズに
リミックスを依頼した凶暴としか表現できない音の5など、日本のロックではなく世界のテクノに
歩調を合わせ始めた電気が聴けます。(この頃プロデュースした細川ふみえの「だっこしてチョ」
でもロッテルダムテクノなアレンジをしてます!)
また7や8はTB303を使い次のビタミンにつながる音になってます。
2はピチカート小西さんがプロデュースしたハバナ・エキゾチカの「火星ちゃんこんにちは」の
ムーグの使い方を気に入った卓球の希望で小西さんがリミックス。4は当時のアメリカのロックの
大波だったグランジをやっています!ギターはアイゴン(EL-MALO、FOE)、ベースはLOW IQ ICHI(MASTER LOW)で
粗悪で激しいギターサウンドです。卓球はこのバックトラックに関して「やっぱり生音で歌うのは気持ちいい」
と言ってました。
この日本のテクノの夜明け前のアルバムはビタミン以降のファンも必聴でしょう。
なんだお前も下着マニアか
★★★★★
「FLASH PAPA」は曲はいいと思ったけど、いまいち音が気に入らなかっただけに、
かなりテクノな趣のこいつは愛聴盤です。
やっぱ「電気ビリビリ」は痺れるなぁ。
時代はユーロマスターズ
★★★★☆
またここでもさまざまなヴァージョンの電気グルーブが聴けることが嬉しいのですが、このアルバムでは沖山優司のベースの素晴らしさを再確認。太いです。
転換期
★★★★☆
この後に出るVITAMINで大きく変わっているけれど
ココから既に電気の方向が決まってきてる感じがします。
最近ファンになった人でもまだまだ聞けるはずです。
またCMJK時代とまりん時代を聞き比べてみるのも面白いかも。