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言語哲学入門

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 勁草書房
Amazon.co.jpで確認
日本でも、だんだんと日の当たる場所に出てきた分野。 ★★★★★
言語哲学についての入門書は今では様々ないい本が出ています。
ライカンの『言語哲学』や飯田隆の『言語哲学大全』等々、本当に色々あります。

しかし何れについても言えることですが、「言語哲学」という学問分野自体が、非常に専門家受けする学問分野なので、どこをどうとってもやはり「ど素人向け」というわけには、いきません。ある種「入門書」を読むための「知識」ですら必要になってきます。

ですから、哲学について何かの学者が好きでそこそこ知っているというくらいなら、上記のそして本書もその中に入りますが、言語哲学の入門書というものは読者にとって即機能することでしょう。

本当に普段自明としているような事柄について、難癖をつけて、ああだこうだと理屈をこねていくのが「言語哲学」ですから、ある意味「何を下らないこと考えているんだ!」ということを言う初学者は実に多いです(笑)

しかし、そういう人の気持ちは、私にも十分に分かるつもりです。

さて、上記の理由から、本書を受け付ける人と、拒否する人がいることと思いますが、それも出会いです、いいではありませんか。
素朴に考えて、さらには徹底して考えていくようになる、それが「言語哲学」の醍醐味だと思います。

そういうことで、よろしければ、どうぞ♪
最も分かりやすい入門書でした。 ★★★★★
言語哲学の各テーマを要領よく区分して分かりやすく述べており、この分野の入門書のなかで
最も分かりやすい本であると思います。
以下は言語哲学に興味を持ち、ちょっとかじった程度の素人の意見です。
W・Gライカンの『入門から中級まで』は、ほぼ同じテーマに分けて論じているので、
この本で物足りないと感じたところを補足しながら読みました。
ライカンの本は、この本が流れの中でサラッと述べていることが少し詳しく書かれています。
逆に、ライカンの説明では分かりにくいことも、この本では分かりやすくなっています。
この本の難点といえば、章ごとの議論がどうつながるのか見えてこないため、後半の章では
「これは何のための議論だろうか。」という疑問が残る点でしょうか。
それを書くと著者個人の見解が前面に出すぎるため抑制したのかもしれません。
議論の流れという点では、富田恭彦氏の講談社現代新書の3冊と『アメリカ言語哲学入門』を
お勧めします。富田氏の著作は議論に流れがあり、その点が面白いのですが、網羅的な説明は
していないので、いきなり富田氏の著作を読むよりも、この本を何回も読み込んで基本的な
知識を固めてからの方が良いと思います。
接続詞が日本語的でない。 ★★☆☆☆
言葉に興味はありますが、この入門書は全く肌に合いませんでした。

言語学系の本は、
言葉を選びながら、定義もしながら、文が書かれているので
ある程度のまだるっこしさは仕方ないにしても
なんというか…英語を直訳したかのような日本語(英語による論文スタイルで書かれた日本語)で、
それが著者のクセと言われればそれまでですけど
なんだか読みづらかったです。

そっくりそのまま、英語で書かれていたら読みやすかったかも、
という点で、★×2。
著者の狙い通りの「最も分かりやすい入門書」 ★★★★★
最初に手に取るにふさわしい一冊でしょう。
「言語哲学」ってどんなもの?どんな問題が主要なトピックスなの?
これらをまずは押さえたい方には迷わずすすめる。
定石通りフレーゲから説き起こし、「指示」「固有名」「検証」
「翻訳不可能性」などを取り上げている。例文を交えた丁寧な説明は恐らく
類書の中でも最も初心者向けだといえる。
しかし、言語哲学がもつ独特な立ち位置からくる問いはやはりある種の
難しさをはらまざるをえない。トピックスだけみれば例えばパトナムの
論じるようなテーマそのものでもあるのだから・・・
飯田氏『言語哲学大全』4冊が高くて買えない高校生諸君にも。
ファーストステップ。 ★★★★☆
良い入門書の条件を三つ挙げるとすれば、当該分野の概要を要領よく伝えていること、当該分野について読み手に興味や関心を抱かせること、当該分野についての予備知識を前提としないこと、の三点だろう。本書はこれらのいずれも充たしているので、良い入門書である。

本書では問題に対する筆者の立場は必ずしも述べられていないため、若干物足りない感じもするかもしれない。だが、その辺のさじ加減も、読み手を更なるステップに誘うための筆者の工夫だと考えれば、肯定的に捉えることができるだろう。

本書を読んで面白いと思ったら、飯田隆「言語哲学大全」にチャレンジしよう。