本当にすぐわかりますよ
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第1章「複素数」、第2章 「複素関数」、第3章「複素微分」、第4章「複素積分」、第5章「級数展開」の五部構成で、260頁近くあり、このシリーズとしては充実しています。「リーマン面」など「数学おばさんの特別講義」があり、理数系にはたまりません。もともと実積分までしか知らなかったのですが、複素積分まで勉強すると、さらに深く実積分が理解できます。随所にイラスト付きの説明があり、おばさんのワンポイントアドバイスで実によく理解できるよう工夫されています。級数の収束円や収束半径は文字どおりで、収束領域が複素平面上で必ず円になることにも初めて気づかせてもらいました。