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モーニング・アイランド

価格: ¥1,835
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
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草刈正雄さんを思い出します。 ★★★★★
フュージョンはジャズ+ロックの音楽。
(ジャズ・フュージョンとも言う)

ジャズ+クラシックはクロスオーバー。

フォーク+ロックはニューミュージック
(現在はJ-ポップスと言う)

近頃は 音楽の垣根が取り払われているので、厳密ではありませんがね。

5曲目の「HOME MEETING」は資生堂のCMで、渡辺貞夫さんと当時イケメン男優だった草刈正雄さんがエスカレーターで『やぁ〜どうもどうも』と握手をする場面で使われていましたね。

このCMで渡辺貞夫さんを知った人も多かったはず。

懐かしくもあり、古さを感じさせない一枚でもあります。
前作とはまた一味違うタイトさの中で、渡辺貞夫の人間的魅力が存分に表れた楽しくも美しい世界です ★★★★★
『My Dear Life』や、大ヒット『California Shower』の流れをくみ、『Orange Express』へとつながってゆく、フュージョン期の重要作の一つ。これらの作品が直接影響し、日本のフュージョン熱は沸騰してゆくわけですから、日本の音楽史からみても重要な作品ですね。そして今作の特徴は、大ヒットした前作の音の輝きを収穫に、今度は本場NYで気鋭のフュージョン・ミュージシャンらと洗練されタイトな演奏をみせる点です。西海岸ではのびのびと闊達なセッションが魅力でしたが、今度はそんな大らかさと緊張感がほどよくバランスを保つのです。2「Down East」のクールさと優雅さを内包させた演奏など実にファンキー(スティーヴ・ガッドらリズムセクションが刻むリズムのキレがたまりません)で、ミュージシャンたちのミクロのこだわりを感じさせる世界でした。

一方そんなプロフェッショナルな演奏の微分値の先で、それらの求心力となり不思議な大らかさで可処分領域を作り出すナベサダの演奏に、更に不思議な増幅感を覚えました。アルトの音色の豊潤さはそれゆえのイマジネーションの鮮やかさを喚起します。やさしさと丸みを帯びた音色の弧が、ミュージシャンらのミクロな演奏の世界の中で美しさを一層放つようでした。
そこへグルーシンのアレンジはストリングスなどを肉付けして色彩をひきたてますね。また彼の指揮するゆるやかさがNYミュージシャンのタイトな演奏において、中庸の美ともいえるバランスある音楽を作り出していたように思えます。

1「Morning Island」は何と言っても名曲。独特の間合い、ソフトな流れ方は絶妙だと思います。フルートは涼しい空気を湛え、朝日を品のある音色で届けてくるようですし、ルーベンス・バッシーニのパーカッションも穏やかな時間を寄せてきます。一転、2では奔放なソプラニーノが印象的で、1の楚々としたフルートと対比して面白い曲順でした。
やさしいフュージョン ★★★★★
「フュージョン」と言葉を聞くと、条件反射で「軽薄」「電子音楽」「機械的」「音色が平板で単調」などと敬遠しているが、『モーニング・アイランド』は別格。
一つ一つの音の背後に、人間らしいあたたかみや豊かさを感じ取って、ホッとする。
洗練されたおしゃれな作品である。
ジャパニーズフュージョンの一つの頂点 ★★★★★
グルーシンと組んだ三部作(本作、カリフォルニアシャワー、オレンジエクスプレス)はどれも素晴らしいが中でも完成度が高いのが本作。
他の二作が炎天下のビーチを思わせる作風とすれば本作は夕暮れのビーチか。
中でもサンバドマルコスは最高の出来。
歌心抜群のギター(クレジットはミロノフだがどう聴いてもゲイル?),鮮やかなセンティーノのベースライン、絶好調ガッドのドラム、そして極めつけはうなるしかないナベサダのソロ。
セッションが30分以上止まらなかったというオレンジエクスプレスのstraight to the topに匹敵する内容。
高度な演奏内容と聴きやすさを両立させた、ジャパニーズフュージョンの一つの頂点とも言うべき作品。


















































































































“フュージョンのナベサダ”を決定付けた名作、待望のリマスター! ★★★★★
“マイ・ディア・ライフ”“カリフォルニア・シャワー”のLAから録音舞台をNYに移して、1979年に録音されたアルバムです。 前作は日本のフュージョンを開拓した点で評価が高いのはうなずけますが、収録曲全曲のアレンジをデイブ・グルーシン氏に任せることで洗練度がアップしたこちらのほうが完成度が高いと僕は思ってます。

TVCMで草刈正雄との共演が話題になったタイトル曲、故エリック・ゲイルのギターをフューチャーしたファンキーな「ダウン・イースト」(雨宿りの意味があるそうです)、'80年の武道館ライブでもアンコールで演奏された「ウィ・アー・ザ・ワン」、映画音楽で傑作を描き続けてきたデイブ・グルーシンの世界そのものの「サダオのための小さなワルツ」、とにかく熱いブラジルのとは対照的にNYらしいクールな「サンバ・ド・マルコス」、一日の終わりに聴きたい「イナー・エンブレイス」。
全曲にストリングス・ブラスのどちらかが導入されており、そのサウンドの素晴らしさに1〜2年間はずっと聴き続けていました。
また「K2HDコーディング」なる技術を導入した今回のリマスターはドラムやパーカッションの響く空気感や、ピアノの中でハンマーが弦を叩く感覚までが感じられるほどリアルになっているので、「定番COLLECTION」やアナログディスクから買い換える絶好の機会だと思います。