社員のレヴェルが低いからやっている
★★★☆☆
オフィスで茶髪の若い女性が煙草をぷかぷか、遅刻は多い、ペットを医者に連れて行くから遅れます、
なんていう会社でやるとものすごい効果が出るだろう。
要は社員のレベルに応じて経営者もやらにゃいかんということ。
無駄な会議の時間
★★★★★
椅子とパソコンが無駄な時間を生んでいることはその通りだと思う。
会議が無駄に長いことも、大企業病だと思う。
ただ、問題なのは、みんなのやる気をどう引き出すかだ。
一つの方法が成功するとは限らないので、
本書に書かれていることも、持ち札の一つとして理解すれば最強。
他社でやっていることをすぐに真似たがる人間はいらない。
会社栄えて社員死す
★☆☆☆☆
親会社であるキャノンの経営者は、マスコミで持ち上げられたが「偽装請負」が発覚し、世間から糾弾された。
子会社もやはり同じ遺伝子を持っているらしい。
世の中には「最後の一線」というものがある。多くの経営者は「最後の一線」を越えれば利益が出ることくらい知っている。但しそれは麻薬と同じで一時的には効果があるが、取り返しのつかない結果となる。
折口某、堀江某の「名経営者」と同じである。
平成の蟹工船
★★★★★
ここまで社員を活かさず殺さずにしてもなお厳しいという製造業の現状を理解するための一助となる本。
不況による失業への不安と口入屋など現代における人買い(派遣)問題など、この本に書かれていない時代の背景についても併せて考察すると大変趣がある。経営者に追い詰められる現代の労働者の姿を連想させる名著。
印税と、目先の利益しか見えていないのだろうか。
★☆☆☆☆
効率を求めることは大切。
だけど、効率だけを求めて、人間をモノとしてしか考えない人は嫌われるだろう。
モノづくりの会社こそ、人間を大切にしないといけないと思う。
立ち仕事で体を壊したらどうするのだろう。
今は大丈夫でも、将来、体に支障が出るかもしれない。
そういうことを少しでも考えられないのだろうか。
本のタイトルにあるアイディアは、ミートホープ社長の「お肉を雨水で解凍する」に近いと思う。
おそらく、印税収入より、この本による企業へのマイナスイメージのほうが上回る。
そのことをわかっていないと、ただの痛い人にしか見えない。