三兎を追える?
★★☆☆☆
フランス語もイタリア語もスペイン語も同じラテン語系で親戚みたいに似通っている。女性名詞・男性名詞があること、動詞の活用が英語に比べるととても複雑だということ、数字に曜日、色、挨拶の言葉など、とても似ている。
でも、二兎を追うものは一兎も得ずってよく言うじゃないですか。ましてや三兎なんて、とっても無理。一度に3種類の異なった物事を順列組み合わせみたいに覚えようっていうのは至難の業。辞書を作っているみたいに単語や短文を羅列してあるけど、これだけではなかなか覚えられない。
一石三鳥って、コンセプトとしてはとてもよかったと思うけど、あまり実践的ではないかも。やっぱり1言語ずつじみーにやって行くのが大事みたいです。
なかなか面白い
★★★☆☆
普通に読書として使う感じがしました。勉強ではないと思う。タイトルを変えたほうがいいかも…
読んで『ふぅーん』とか『へぇ―』となってしまうかも…
やはりラテン語とひとくくりにはならないと思う。名詞や動しだけで比較なんて、旅行を控えた人にはいいかなぁ。
この本で「同時に学べるか」は、疑問、しかしこの本はおもしろい。
★★★★★
3ヶ国語を「同時に」学ぶためには、エキスプレスなど、独立の別々の本のほうが
良いと思います。つまり、1日に、別の本を3冊、読んだほうが良いです。
けれども、この本を読むと、フランス語、イタリア語、スペイン語の3つの言葉の、
単語の似た点や違いや、文章のつくりの類似や、文法の似たところ(違い)、発音の音、
などを、楽しめますね。もちろん、勉強にもなります。
言葉の比較の面白さが味わえます。
そういう意味で、第2外国語をとる学生さんは、ともすれば、それだけに、閉じこもりがち
ですが、この本で、まあ、ロマンス語の範囲ですが、視野を広げたもらいたいと思います。
老爺心ながら。
イマイチ。
★☆☆☆☆
複数言語を学習してみよう、という動機づけにはいいのかもしれないが、
それ以上のニーズにこたえられるものではないだろう。
自分が複数言語を学んで、ノートにまとめてみた…という感じ。
実際、例文にも格言やことわざが多くひかれていて、
実用的なものではない。(会話文もあるが不自然なものである。)
筆者はスペイン語を中心とするロマンス語学者であるが、
この本におけるイタリア語の記述はイマイチである。
(そういう自分は、伊>仏・西なので、伊語に限って書くが…)
明らかに、仏→伊、ないし西→伊という翻訳でしか
生まれてこないであろう不自然な例文が多く見られる。
(会話形式の例文において、部分冠詞を含む冠詞の記述において、など)
3言語全てをいちおう学んだ自分としては、
3つ比較してみようかな?
でも、そういう本は少ないし、自分でノート作るのもちょっとな〜、
というの場合には便利だとおもう。
つまり既習事項の確認にパラパラめくる、
という目的にはおすすめできる(かもしれない)。
ただし、新たに学ぶための本では、絶対に、ないです。
どれか一語を勉強してから読む本
★★★★☆
皆様が書いていらっしゃる通り、まったくの初心者ではついていけない内容だと思います。
でも、どれか一語でも初級程度の知識があれば、それなりに使えるのではないかと…
私はスペイン語を独習しただけですが、これを見た限りではイタリア語もいける!という気分になりました。(気分だけかも?…少なくとも勇気は与えてもらった気が。)
ただフランス語はきついかも。ゲルマン語の影響が大きいので他の二言語と違っている部分も多いし、やっぱり別に本買わなきゃなと思っています。あと発音の説明の章はあまり参考にできませんでした。
でも文法の説明書としては体系的で詳しいし、名詞や動詞も多く載っています。私はスペイン語の復習と、イタリア語の学習に使っています。ポルトガル語も載せてほしかった…2冊参考書買うよりは安く済むし、買って良かったんじゃないかと思っています。
付記…私は仕事で必要で外国語学習を始めました。前にブラジル人のお客さん(日本語堪能)にポルトガル語がスペイン語より難しくて大変、とこぼしたら「その二つは同じでしょ〜」と軽くいなされてしまいました。本当にそういう感覚みたいですね。