ソリッドでデジタルロックっぽいサウンドにブラックで重いボーカルが
のっかたタイトルナンバー1:concentration 20(make you alright)。
2:b w/z youは、サビあたりのポップなメロディーラインとは裏腹な
デジタルなトラックがアンビバレンスさを煽ってるようで、
ヤバい。3:close~はサイバーなアイドルポップス風味。調度今の玉置成実風。
レゲエな4:me love peace、アクティブでポップな5:no communicationは
無条件ではしゃぎたくなるようなダンスチューン!
前回同様mc ATをフィーチャーした8:stormなどなど、重ためなトーンを中心としつつも
小室らしい天才的な美メロやクールアレンジが3割減ぐらいで発揮されている!
全体的なパンチのなさはシングルの濃度にあると思われるが、
can you~は少々毛色違いで浮きまくっている。。
しかし、インタールードを挟んでラストナンバー12:how to be a girlでの
勢い溢れる終わり方は完全燃焼なイメージで好感。
can youで終わらなくて良かったなと思える。
そこまでお勧めできるほどの作品ではないが、調度渡りの時期というか、
岐路に立っていたであろう当時の彼女を体感できるという意味では
エポックメイキングなアルバムでは?