この歌の言葉の響きだけでも何となく、良い。と感じることができますが、この本の解釈をじっくり読むと、改めて 西行の歌の中にある生と死、無と無限、などの価値観がわかり、じんわりとした感動がひろがります。西行の経歴や、死後に残された『西行の出てくる民話』などについても触れているので、まじめな西行入門として良いです。