インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Lives in the Balance

価格: ¥1,327
カテゴリ: CD
ブランド: Asylum Records
Amazon.co.jpで確認
曲の持つ力、そして可能性 ★★★★★
タイトル曲は名曲中の名曲です。
Jacksonが政治的に変化していった分岐点として本アルバムを嫌う向きもありますが、私は逆です。
彼はこの曲を通じて、音楽が政治的なテーマを扱えることを、そしてそれが持つパワーを証明してみせたと思います。
実際、今現在の世の中にもすんなり受け入れられる内容で、人類における普遍なテーマを音楽で見事に表現したタイトル曲はきっと後世にも歌い継がれるでしょう。
本格的ロックアルバム! ★★★★★
 発表当時、政治的というよりは余りに直接的な歌詞が衝撃的なタイトル曲や、「孤独なランナー」を超える力強いロックナンバーの「フォー・アメリカ」が、「自由の女神」を檻に閉じ込めたジャケットとともに、学生だった私の心を強烈に打った。そこまで祖国を批判できるのもアメリカを愛する故という、彼自身の良心の叫びに感動した。
 だが、それまでの彼の作品と余りに異なるのでファンたちの多くが面くらい、コンサートでもブーイングがとんだのを覚えている。しかもそれはアメリカ人らしき観客であった。
 アルバム自体は確かにロックではあるが、彼らしいメロディアスなナンバーも多く、その後のライブの定番曲である名曲「シェイプ・オブ・ハート」も入っている。
いいアルバムです。 ★★★★☆
前作のLawyer In Loveが一ヶ月くらいしか持たなかったので、(当時の彼の作品の発表のサイクルはほぼ3年に1枚、一ヶ月で厭きたら後の年月はなかなかつらい)期待して聞いた一枚。こちらはなかなかの力作で、前作の数十倍長く聞けました。特に気に入っているのは、旧友のグレッグ・コープランドのペンによる④です。元々ソングライター仲間で、ファーストアルバムのSong for Adamsに描かれたインドへの旅の同行者は彼です。その他、あまりにもストレートな①、いかにも彼らしい③、政治色の濃いタイトル曲⑥など現在もステージで歌われている佳曲ぞろいのアルバムです。他の方も書いておられるように、この前あたりから政治色が強くなって、セールス的には失速しますが、アルバムの内容自体は極端にレベルダウンしているわけではないので、それはそれでいいのではないかと思います。ただ発表のサイクルがどんどん長くなってゆくのは困りもんですが、、、。
「友人のS君が作ってくれた素敵なテープに入っていた曲」 ★★★★☆
友人の関和君が作り、贈ってくれたテープには、ダイアーストレイツやジェイムス・テイラーの曲といっしょに、ジャクソン・ブラウンの曲が3曲(『イン・ザ・シェイプ・オブ・ア・ハート』、『ローレス・アベニュー』、『フォー・アメリカ』)。そのテープは、全体的に叙情的で、優しく、メロディアスなもので、僕の好みやその時の気分に合っていたから、ドライブ中などに何度も繰りかえし聴いた。

やがてそれらの曲が収められていたレコードを買い、CDを買った。ジャクソン・ブラウンの音楽を、難しくいう必要はない。彼が作った「ライブス・イン・ザ・バランス」は、今も僕を、静かに、激しく揺り動かしてくれる。

P.S.戦争を政治的な手段として扱う政治家や武器商人たちのことを、レンガを手に持ち立ち上がる人々、戦車の砲身に座る子供、血で濡れた鉄線について美しく切なげに歌う「Lives in the Balance」は、スティングの「Fragile」と遠く響きあっている。
ちょっと外(オモテ)を見てみたら… ★★★★☆
 これまで内省的な自己に向けられていたジャクソン・ブラウンの視点は、この作品では大きく外へ向けられることとなった。 その彼の眼に映ったモノは、自国の理不尽な姿であり、虐げられる人々の姿であった。

 音楽活動に伴うジャクソン・ブラウンの行動を知れば、彼の歌にそういったメッセージが込められるようになるのは、至極当然の事であったのだが、彼のファンの全てがそれを素直に受け止めることができたわけではなかった。 
 彼らが見たかったのは、世界情勢や自国の行く末を案じて悩むジャクソン・ブラウンの姿ではなく、私生活でもがき苦しみ悩む「いつも」のジャクソン・ブラウンの姿だったのだ。

 このアルバムの視点をさらに広げた次作「ワールド・イン・モーション」で、ファン離れ!は決定的になり、90年代を迎える直前でジャクソン・ブラウンは一気に失速していまう。 「ファンの求めるモノと自分の求めるモノ」良くあるパターンだが、彼もそのジレンマに陥り、抜け出すことなく(というか、もうそこに安住してしまった?)ジャクソン・ブラウンは2000年を迎えてしまった。

 と書いてはみましたが、彼の業の背負い方に少々暑苦しさを感じ、いわゆるジャクソン・ブラウンの名盤と言われている作品に対して、さだまさしの冠婚葬祭ソングのような「おいおい、そういう事を持ち出して人を感動させようというのは卑怯だろ」とチョット思っていたので(^^; 、私自身はこのアルバムはキライではありません、というかむしろ彼の作品の中でも好きな方。
 タイトル・トラックになっている「!ライヴス・イン・ザ・バランス」は、彼の曲の中でも五指に入る名曲ではないかと思います。テレビドラマ「マイアミ・バイス」の中でも非常に効果的に使われていましたが、この曲の持つ静かな迫力というかパワーは凄まじい。 やっぱり、あの業の背負い方があってこそなせるワザなのか…