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ヴィレッジ・イン・バブルズ

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: コロムビアミュージックエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
この後、KLYNバンド、YMOの欧米ツアーに参加して・・・・ ★★★★★
このアルバムは渡辺香津美の初期の総決算かもしれません。若き日に天才ジャズ・ギタリストとしてデビューして、その後70年代後半にフュージョン・ギタリストとして活躍していた頃の作品です。当時24歳!若い!ニューヨーク録音もこなれてきた頃です。アレンビックによるメロディアスで流麗なソロはこの頃のプレイが一番いいかもしれません。
この後、坂本龍一らとKLYNバンド、YMOの欧米ツアーに参加して、一皮むけたのでしょうか、プレイは強力なものになって行きます。いわゆる「TOCHIKA」以降の作品ですね。
実は、個人的には、70年代の流麗なプレイが好きだったりします。アレンビックが歌ってますよね。
今聴くと、ゆったり取ったソロスペースや当たり障りのないストリングス・アレンジ、溜めのあるリズム、荒削りなホーンセクション等々、時代を感じさせますが、逆に新鮮だったりします。特に、ストリングス・アレンジについては、曲によって、ソロパートのアドリブを採譜して、ストリングスで再現するというクインシー・ジョーンズ的なことをやっている気配もあります。
そういえば渡米していた増尾好秋も参加していたんですね。
当時、我が国のフュージョンレーベル、ベターデイズも元気よかったですね。


アフロヘア ★★★★★
当時、香津美と言えばアフロヘアであった。当時の私(高校生か?)もアレンビックは買えなかったが、アフロっぽく髪の毛巻いて学校で怒られた記憶がある。。。

アフロはともかく初期の渡辺香津美のセンス、テクが遺憾無く発揮されたアルバムだけにCD化されてないのがとても残念だったが満を持してリマスタリングだ。LEE RITENOUR(ANRIの旦那というのも当時はまったく夢にも思わなかった。そもそもANRIはデビューすらしていなかったはず。)との掛け合いのあったMERMAID BOULEVARDの時のような張り詰めた緊張感は感じられなく、ゆったりとしたストリングスと溜めのあるギターがとても快適感激。

紙ジャケの時にはあの増尾好秋氏と一緒のショットがあったのだが今回のCDにはそれが無いのが残念。
多元的な香津美氏 ★★★★★
香津美氏24歳時のアルバムとなります。
ゴージャスな編成でまるでCTIでのベンソンを思い出します。
そう、このアルバムは香津美氏のベンソンアプローチ作品と呼べます。
もちろん全編というわけでも有りませんし、アレムビックの音色で、
単にコピーというわけではありません。
香津美氏は多元的な要素を持つギタリストで、時期によって全く違う
アプローチをしています。
この作品は、そんな香津美氏の一端をうかがい知る事の出来る
アルバムといえます。
レコーディング当時24歳(!)・・・この人は、本当凄い!! ★★★★☆
1978年リリース。BOXセットの目玉的(特典盤!)な形での初CD化だったので手が出なかったのですが、単独でのリリースこれは本当ありがたかったなあ・・・値段もあまりにも良心的!!個人的に未聴のアルバムだったので、とにかく楽しみにしてました・・・内容は当時としてはかなりお金をかけた(笑)豪華なサウンドで、とても24歳とは思えない堂々たる演奏を披露しています。まさにフュージョン/クロスオーヴァーたる音になっています。エレクトリックバンドを聴いてからこのアルバムを聴くと、こちらの方が落ち着いた大人のプレイに聴こえるのが不思議ですねえ(笑)・・・現在の方がとんがってますから!!増尾好秋(G)のギターが所々にフューチャーされ、このアルバムに華を添えています。それにしてもアレックスブレイク(B)のベースがご機嫌ですよ・・・影の立役者的プレイを随所に散りばめています、いやあカッコイイ!!このアルバム後「KYLYN」「TOCHIKA」と立て続けに強力なアルバムをリリースしてくるのですから、このあたりの渡辺氏のエネルギーってとてつもないものだったと感じました・・・50過ぎの今もとんでもないですが(笑)。価値ある復刻です!!!!
最もゴージャスな「クロスオーバー」 ★★★★☆
渡辺香津美のベターデイズ・レーベル時代のアルバムで、唯一CD化されていなかったものが、25年ぶりにCD化されました。
これは、私が初めて買った香津美のLPで、レコード・プレーヤーが壊れた12年前からは、聴きたいのに聴けずに、思い入れが募ったアルバムです。
40人近い編成のビッグ・バンド(+ストリングス・オーケストラ)をバックに香津美のギターが縦横無尽に駆けめぐる、最もゴージャスなアルバムです。また、ギターの増尾好秋との共演も、発売当時は話題を集めました。
大編成であるため、複雑な構成の編曲ではなく、旋律とリズムは親しみやすく判りやすいもので、ジャズやロックに馴染みの無い人にも受け入れられる音になっています。

香津美のギターの即興演奏は、旋律や音色が完成されて、大人の艶や色気すら感じられます。香津美の、アレンビック・ショート・スケール、アフロ・ヘアー、・・・懐かしい!!