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愛する源氏物語 (文春文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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女性らしい視点で、源氏物語の魅力を解説 ★★★★★
源氏物語は最近また注目されているが、単なる現代語訳ではなく登場人物の特徴や性格などを巧みに描いて解説しているこの本は、大変おもしろかった。和歌の訳も相変わらずセンスよく文章の小気味良さも、心地よい。源氏物語ファン必読の書であると思う。
短歌の効用 ★★★★★
 著者による源氏物語のエッセー・短歌の現代語訳・短歌の説明と、一冊で三度美味しい本。
 源氏物語の現代語訳などを読んでいるときに、読み飛ばしがちな短歌ではあるけれど、『氷砂糖をなめるように味わった』ならば、より味わい深く源氏物語が読めることを教えてくれる。
 物語の中での短歌は、洗練された人間関係のツールである。その中で、本音の感情やかなり立ち入った話なども、下世話にならず、花鳥風月になぞらえて、やんわり伝えてみたり、ときには激情を伝えてみせる。
 機知や教養、筆跡や紙の選択などに現れるセンスなど、チェックポイントがたくさんあるだけに、登場人物を語るのに欠かせないツールでもある。短歌に表現された登場人物たちの心情を深く読み込むことができるだけでなく、千年も昔の日本に、こんなに洗練された言葉の文化があったことが実感できる。
俵さんらしい ★★★★★
歌人・俵万智らしく、源氏物語の和歌を取り上げて光を当ててみせる。「万智訳」和歌が、無理なく溶け込んでいるとは言い切れない部分もあるけれど、わかりやすかったのは確か。
現代で源氏を語る人は、大御所女流作家、はっきり言ってもうオバアさんばかりなのに対し、あっけらかんと感想を述べ、さくさく進んで時には古文の文法解説までしてくれる本書はとても親しみが持てる(そういえば俵さんは高校の古文教師でもあったのだ)。
これを読みながらもし氷室冴子が源氏を語る本でも書いてくれたら、最高なのになと思えて仕方がなかった。
古典嫌いのアナタに ★★★★★
万智ちゃんせんせーによる、作中和歌の鑑賞。和歌は例によって万智流現代短歌との対訳。おおむね物語の筋に従って進行するので、源氏物語解説本としても。


古典の時間に、大量の背景知識を織り込んだ文章を《現代語訳》と称して覚えさせられて、古典嫌い・和歌嫌いになったアナタに。

*和歌は心の結晶なり* ★★★★★
 俵万智さんといえば、『サラダ記念日』や『チョコレート革命』といった、和歌をつづった作品を思い浮かべる方が多いと思います。現に、私がそうだったので、この本を手にした時は驚きましたが、万智さんのファンであり、源氏物語のファンである私は嬉しさでいっぱいでした!万智さんがエッセイ!?そして、あの源氏物語を☆
 この本は、和歌を手がかりに源氏物語を追っていきます。皆さんは、源氏物語を読む時、和歌をじっくり読んでいますか?当時、和歌は会話や恋文・・などに頻繁に使われていたので、和歌はその人物を知る貴重な手がかりだったのです。逆に言えば、和歌はその人物を映し出す鏡のなのです。そんな和歌を、素通りしてしまうのは、もったいないです!和歌は響きがいいですが、難しく考えてしまう方も、いらしゃいますよね。ですが、万智さん流の解釈で和歌を手がかりに源氏物語の主要人物について書かれてあるので、非常に読みやすかったです。思えば、源氏物語の和歌は全て紫式部によって書かれているんですよね。彼女は、その人物になりきって書くことについては天才的です!読んでみる価値は、十分ある作品なので是非っ♪ちなみに、万智さんは朧月夜が好きなんだそうです。皆さんは、源氏物語で誰が好きですか? 
『春夏秋冬』本屋さん ★★★☆☆
あたしもついつい軽く読み飛ばしてしまう歌。これを読んでじっくり堪能したいです。大好きな俵万智さんが訳してくれていてうれしい。
うさぎやさん ★★★★★
やっぱり歌人は見方がちがう。教科書的な解説はしない、読み返したくなる入門書。