空想の世界へ弾丸ツアー。
★★★★☆
不思議な電車に乗り、旅に出るお話。
電車は空に浮いている線路の上を走り、空に浮かぶ街や、色とりどりのなんとも不思議な街へ向かいます。
空に浮かぶ、と言えば、言わずと知れたジブリの「天空の城ラピュタ」が思い浮かびます。
実はこの作品。
ジブリ作品の「耳をすませば」「猫の恩返し」においてバロンという登場人物の住む世界として設定されているそうです。
残念ながら、私はその二作品とも見たことがないのですが、ジブリに影響を与えるほどの世界観が広がっているっていうことですね。
ありえない世界。
想像上の世界。
夢、冒険心が広がる世界。
そんな世界に、なんとも不思議なタッチの美しい絵で誘ってくれます。
この絵本を読んでいると、空想がどこまでも続いていく。
自分の持っている空想の世界を何十倍にもしてくれる絵本ですね。
大人の私ですら、そう感じますから、子どもの時にこれを読んだら、一体どこまで行ったことやら、、、。