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「道徳」という土なくして「経済」の花は咲かず―日本の復活とアメリカの没落 (祥伝社黄金文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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道徳の観点から現在の金融危機を2年前に予測していた本 ★★★★★
平成16年の単行本を平成18年に文庫版にしたものである。それでも2008の世界経済におけるドル崩壊・チャイナ経済の赤信号を的確に捉えている。

 その分析方法の基準が「道徳」である。道徳が無い国は、経済発展もしないし、したとしても長続きしないと言い切る。アメリカの一部が言うグローバルスタンダードとと言っても、アメリカが新興国だったときにアメリカを信用しない欧州から押しつけられ、さらに大量に流入したユダヤ商人によって定着した商売方法を言っているだけであり、日本が従う必要は全く無いと言い切る。
 そして、道徳心に基づいて発展し、世界が日本と商売していく課程で、自然と世界も日本の道徳に基づく経済方法を見習うようになろうと予想する。
 日下氏は道徳を説いているが、東大・長銀と渡り歩く中で論理的思考をたたき込まれたと想像する。しかしそれでも道徳を重用視する姿勢が好感が持てる。日本を元気にしたいという意気込みも伝わってくる。

 さらに、日本経済の更なる発展のためには、ドル基軸を捨て円を基軸にする活動を活発化せよと説く。もちろん、そのために軍備増強と核武装が必要であるということもさり気なく書いてある。やはり昭和ヒトケタは気合いが違う。
 世代で十把一絡げにしたくはないが、孫の世代である我々がそろそろ目覚める時なのであろう。
道徳力の大切さを再認識するために ★★★★☆
経済指標を振り回す人たちの言うことを聞いていると、まるで社会制度を整えて金をつぎ込めば、どんな国でも豊になれるかのごとき錯覚に陥ってしまうが、そうならないことは素人目にも明らかである。そこに生きる人たちひとりひとりの相互信頼関係や労働観、著者言うところの道徳力がまず基本となって、経済発展が可能になると言う本書の主旨には100%同意する。

しかし、韓国や中国はともかく、米国の道徳が低下して没落の兆候が見えるとしているのはどうだろうか? 米国衰退論と言うのは過去にも何度か出てきたが、失敗への対処は日本に比べて迅速かつ的確で、その度ごとにより存在感が増している感じがする。

日本の道徳力が低下している兆候が無きにしもあらずなので、日本の道徳力がいかに優れているかよりも、道徳力がいかに大切かを再認識するために本書を読むべきであろう。
あらためて日本のすばらしさ ★★★★★
日本の世界からみていかに優れているかをきずかせてくれる。
最近のニュースでも日本の海外資産は180兆円あって、2位のスイスを3倍以上引き離している。
なんて豊かな国なんだろう。
内容としては、共同体意識、隅々まで浸透している道徳感の話。
道路工事の警備員が白髪のおじいさんでも、ちゃんと従う日本人の道徳感。
たしかに、外国映画とか見ると整理してる人ってガタイのいい兄ちゃんか、ピストルもってる人だもんね。
日本人の優位性が良く分かる本。
日下氏の書籍はいつ読んでも勉強になります。 ★★★★☆
日下公人氏の書籍は視点が面白い。必ず参考になり、人に教えたくなる、というこの2つの特徴があります。今回は資本主義の元を作ったのはキリスト教の「カルバン派」であると言い、二宮金次郎さんとの類似点を指摘していたり、ユダヤ商法の起こりと江戸時代の商家の暖簾分けのつながりを説いてみたりと、相変わらずの、その視点の鋭さと博学振りには感心させられます。日本人の文化レベルの高さは世界でも有名ですが、そこに着目するところもまた素晴らしい。さすがにお見事な仕事です。
道徳の大切さを解いた本。 ★★★☆☆
この本は、弥生時代から高度経済成長に至るまでの、日本国の底力は、「道徳」にありとして、その説明をされています。

その初めとして、世界に白黒つけさせるようになった、
米国の道徳の欠如を説明して、今後、米国は没落していくと書いています。

確かに、バブルのころと比べれば、今の日本の道徳は少しはマシになっているのかもしれません。

バブルのころにように、
銀行がお金をムリヤリ借りさせたり、
官僚がノーパンしゃぶしゃぶに行ったりした日本人。

あのころのツケを約15年払い続けてきました。

不況を乗り越えて、私たちの道徳は少しはマシになったのかもしれません。

評価は、★★★。「図書館にあったら読んで」をつけます。