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事典 アジアの最新英語事情

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 大修館書店
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共通語は英語であるという本音が叩かれるのは残念 ★★★★★
言語学系の一般書には、インドシナ三国の第一外国語がフランス語であるとか、イスラム社会の共通語がアラビア語であるとか、ヨーロッパ大陸では英語よりもドイツ語のほうが通用するといったトンデモな話が出てきます。少なくとも現在ではこのような話が事実ではないことは明らかなのですが、では英語を共通語であると規定してしまうと叩かれてしまうという悲しい現実が存在します。TOEFL,IELTSといった検定試験を過大に評価すべきではないという意見には同意します。しかし、日本と文化的に共通するところの多いベトナムといった国々でも手段としての英語力を測る道具としてそれらの試験を重視していることは事実です。詳しい事実は本書をお読みください。そして想像力を働かせてみてください。中国、日本、!フランス、ソ連、イギリス、アメリカといった大国と四つに組んで体を張って付き合ってきた国家の英語政策には頭の中で作り上げた言語文化論にはない説得力があるはずです。英語コンプレックスと教養語学の権益死守の間で決着のつかない日本の現状を判断し、そして自分の将来の戦略を決めるうえで役に立つ一冊であると思います。
日本だけが取り残される ★★★★☆
アジアがあげて英語教育に力を入れ始めました。早期教育,聞く話すに力を入れていることが目を引きます。

アメリカ追従の意味が強かった英語教育強化が,10年後,アジア全体が英語を話し始めたときまったく別の状況になることを思い知らされます。

いま小学校で英語を聞いて育ちつつある子供たちが,10年後には大学生になるでしょう。そのころ,その青年たちが日本に国際交流だと称してやってきたら,韓国とマレーシアの青年は共通語がないので英語で話すでしょう。中国人とベトナムの青年もそうするでしょう。そうやって盛んに英語で話をしているアジアの青年たちの傍らで,日本の大学生は,その話についていけず,自分の考えを英語で伝えることも出来ず,呆然と立ち尽くしていることになる。

英語はもはやアメリカ追随の言語ではなく,世界に語りかける言語なのです。

力もない、洞察もない、
危機感も使命感もない、
あるのはTOEICから逃げ回る口実を考える意欲だけ。
その日暮らしの英語教師のおかげで、
日本だけが取り残されていきます。