アニメ化おめでとう!
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今回は最初から最後まで悶えました!
亮士くんが自分から離れて行ってしまい、(実はりんごさん&雪女さんの策略)改めて自分にとって大切なものに気づいたおおかみさん。
勇気を出して、今の自分の正直な気持ちを亮士くんに伝えました。
実は全てどっきりだとわかり、安堵で泣き出してしまったのも可愛かったです!!
少しずつ、二人の距離も縮まり、いよいよクライマックスが見えてきました。 最後までこの二人の甘酸っぱい恋模様にはにやけさせられるのでしょう。
ちょっと遊びすぎな感じがまたシリーズファンには嬉しい。
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いやはや、相変わらずのラブコメっぷりが楽しくて仕方ありません。
…どころか、今回は下ネタもたっぷりで違うベクトルでもオモシロさがアップ。
このシリーズの最後が見えたところでアニメ化が決まり、作者があとがきで言うとおり、刊行の余裕が出てきてこそ味わえる業がちらほらしているのも嬉しい(そしてちょっと寂しい)。
とにかく今回もおおかみさんが可愛い!
最初のエピソードから最後まで、ヒロインを魅せる事を忘れないことと型にはまったキャラで終わらせない愛情が読者にも伝わります。
独特の地の文、作者の「天の声」による解説がまたうまい。
最後のちょっと寂しいシーンの多いエピソードでも天の声でうまーく緩和してバランスを取って、でも感動部分は損なわないようになっている。
ちょっと残念なのはうなじさんのイラストが案外少ないこと。
口絵以外が犬猿雉のおっぱい三銃士の設定画まで出しても5つ、というのは…う〜ん、もっと見たいぞ!
アニメでは「天の声」をどうするんでしょうねぇ。
キートン山田・藤原啓治・杉田智和に続く、ナレーション声優は誰だ!?
青春まっさかりのラブコメ
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カラーイラストの1ページめをごらんください。
「ん? 何これ?」
と思われる方も多いでしょう。
第1話と第2話を読むと、よーくわかります。青春まっさかりの亮士君の内面を描いたものなんですねえ。もう、笑ってしまうというか、泣いてしまうというか、男の子の切実な姿なんです。下ネタ満載の話でもありますし、女の子は読まないほうがいいかもしれません。
さて、本短編集中の白眉は、第5話「おおかみさん雪の女王のせいで色々悩むことになる」です。
おおかみさんが一皮むけて、素直な姿をさらけ出すまでを描いています。
話の展開はよくありがちですが、実にいいんです。
涙もろい人は、ハンカチを持って読んでいただきたい。
これぞラブコメ、という第一級の娯楽作品に仕上がっています。
あとがきでは、もうあと2,3巻で終わりとのことです。
1巻、1巻を楽しみに待ちましょう。
少しづつ素直になっていく
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この巻でおおかみさんと亮士君との二人の距離は縮まったのではないでしょうか。
前までは身体の一部を触れることさえできなかった2人ですが、今回はちょぴり素直になったおおかさんによって手をつなぐことができました。
最終巻では、おおかみさんと亮士君が羊飼さんとの決着も見ものですよね。
前巻の地蔵さんのお話にもでてきた少年は本当にかっこよくなっちゃってまぁ・・・(笑)
さてアニメ化決定おめでとうございます!
私もDSKさんの仰る通り新井里美さんは結構あうのではないかと思います♪
最高の誉め言葉として贈る「ひどい作品」
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傍から見ていてこんなに面白いことはないという意味で「ひでぇ〜な」という最高に笑える出来の良さである。これはおそらく巻を進めるに従って亮士クンとの距離を少しずつ縮めてきたおおかみさんの胸キュン成分がエピソードに盛り込まれて面白さが相乗効果的に増幅されているからであろう。最初の白鳥さんの話にしたって、よく見れば亮士クンの煩悩MAXな熱視線を浴びたおおかみさんが嘘みたいな可愛い出で立ちで鼻歌混じりにくるくる回っちゃう驚愕の破壊力で大喜びしてるし、あれだけ若き血潮滾る煩悩をオーバーフロー寸前まで溜め込んだ亮士クンであっても“体育座り”を自らに強いるほどの身体的変化が訪れるのはおおかみさんのお御脚だけである。今回は下ネタ成分もまた多いだけに面白くて可笑しくて仕方ないのである。亮士クンの「ギリギリ」を様々に喩えているのが“あるある感”バリバリで笑い死にしそう。また、今回は亮士クンの下宿「おかし荘」が舞台なので、りんごさんに雪女さんが加わる悪巧みも腹黒さ2倍である。そして、魔女さんの正体も明かされるオマケ付きで楽しい話が続いた最後には、おおかみさんの可愛い“真の姿”まで滲み出てくるとっておきの純情話が飛び出す。もうね、このおおかみさん見ちゃうと萌え死んじゃうよ?悶絶必至のほのぼのクライマックスを堪能してほしい。
さて、アニメ化とのこと。大変喜ばしいこととお祝い申し上げるが、このシリーズをアニメにしようというチャレンジングな心意気に敬意を表する。下ネタ的にどうかという点もあるが、このシリーズは作者自身が地の文で作品世界に参加しているのが特徴なので、これをどう表現するかが楽しみである。『ちびまる子ちゃん』のキートン山田さんみたいな形を取るのだろうか。あと、りんごさんは『超電磁砲』の白井黒子の声がいいかも?なんて勝手に思ってみたり。