まず、中村天風氏の本を読むようになったきっかけですが、
私はマーフィーや他の著者の潜在意識本を読み、実践することで、少しずつ生活が良くなってきました。
しかし、心に何か満たされない何とも言えない虚しさのようなものを感じていた時期がありました。
そしてあるきっかけで天風氏の本と出会った訳ですが、これこそ私が求めていたものだと直感しました。

感じたことは、ただ願望を実現したいのであれば、マーフィーの法則を実践した方が手っ取り早い。
しかし、天風氏の哲学はさらにその上を行っている。
ヨガ哲学と氏の若い頃の経験をベースにしたその哲学は、もはや願望を実現するなんてのはちっぽけな事に思えます。
（勿論願望を実現する事も大事なので、氏の著書にはその方法についても書かれています）
どんなに苦しい状況にあっても心の使い方で人生はいくらでも楽しく幸せに生きることが出来る、という考えが私は大好きだ。

そして、３部作のどれも読む価値ありですが、中でも“盛大な人生”は一番好きです。
氏が天の声を聞けたときカリアッパ師が哲学を語りますが、その言葉がまた素晴らしい！ もうこれ以上の真理はないでしょう。
是非一読をおすすめします。

　中村天風４部作の中でもピカイチな一冊です。文句なしに、一切の偽りも無く最高傑作といえる書籍です。

　あらゆる宗教、哲学、健康法および自己啓発書を超えたすばらしい内容です。引き寄せの法則やスピリチュアルを信じる方、ナポレオン・ヒルやコヴィー氏の7つの習慣などの自己啓発を傑作だと認める方、自身が宗教を持つ方などどんな方でも感動できる、あらゆる法則を超えた名作だと思います。

　中村天風４部作は正直高価すぎる（失礼）と思いますが、本書だけは定価「以上」の価値が充分にあります！手元において何度でも何度でも繰り返し読みたい名作中の名作です。読者の人生の糧になることは間違いないと思います。

　ちなみに本書は４部作の中でも考え方や哲学的な内容ですのでハウツーを求めるのであれば「成功の実現」を、健康法であれば「いつまでも若々しく生きる」を先に読まれると良いと思います。あ、「心に成功の炎を」も良いです。

　いずれにせよ本書が読んで損はない一冊であるのは保証します。

元気なときにこれを読んでも、たいして面白くないかもしれません。

どうしても苦しいとき、八方塞がりのときに、開いて見て下さい。

底知れぬ勇気が沸いてきます。

何度見てもいい本です。

中村天風の代表的な４部作、「成功の実現」、「心に成功の炎を」「盛大な人生」「いつまでも若々しく生きる」のなかでは、この本はちょっと読みづらいかもしれない。できれば他の３作を読了してから、本書を手に取ると良いかもしれない。

この世にある自然は「宇宙霊」が生み出したものである。それ以外のものはすべて、人間の思考によって生み出されたものである。人の「思考」にはそれだけの力があるということだ。人の人生そのものも、思考によって、その人の信念が強くなり、なりたい自分になっていく。そのためには、絶え間なく心に絵を描く想像が大切。

天風氏が、インドの山奥で修行していたとき、師匠であるカリアッパ氏に、轟々たる滝の音がする場所で、「地の声」を聞けと言われる。何回も試しているうちに、動物の声、虫の鳴き声が聞えるようになった。次に「天の声」を聞けと言われる。「はて天の声とはなんだろう」と思いつつ修行していると、そのうち、滝の音も鳴き声も、すべて聞えなくなる瞬間が訪れる。天の声とは、「声なき声」だったのだ。そうすると、「本然の力」が命からわきあがり、病もなおり健康な、あるべき人間の状態になる。この修行が天風哲学の「安定打坐法」へとつながっていく。

本書が難しい原因は２つある。ひとつは、いつもの天風本と違ってスラスラと読めないような調子の文体で、１章、１章が長めであること。

もうひとつは、禅の教えである、「十牛訓」が紹介されているが、分かりやすく天風氏が説明を試みてはいるが、それでも難しいと思われること。

とはいえ、思考を現実化するための具体的方法や、安定打坐法のやり方などが、なぜそうしなければいけないか、の意義も含めて詳しく説明されているので、天風哲学を実践したいときには役に立つ本だと思われる。

本当の真の良書というのは、感動して泣いてしまうものです。
「成功の実現」もおすすめです。まずネットで検索すると、
抜粋した内容が読めますので、一読をおすすめします。
本当に温かいのです。ありがとう。