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鋼殻のレギオスX コンプレックス・デイズ (富士見ファンタジア文庫)

価格: ¥609
カテゴリ: 文庫
ブランド: 富士見書房
Amazon.co.jpで確認
恐れていたインフレ ★★☆☆☆
ただでさえ強い天剣授受者が二人いる上にそれと互角に戦える狼面衆とか、それを上回る炎の女神だとか天剣授受者より強いグレンダンの女王とか、読者を引きつけようとする努力でしょうが、このままだと強さのインフレーションを起こしてまとめきれなくなりそうです。
昔スニーカー文庫から出ていたラグナロクと同じ運命をたどらなければいいんですがね。
待ってた短編 ★★★★☆
ドラゴンマガジンを読んでなかったことで
いまいち話の流れがつかめてなかったところがありましたが
今回の短編を読むことで ニーナとディックの関係も分かり
どんな展開があるのか 予測し楽しめる知識が揃いました

読んでの感想は 少し話がレジェンドの方と関わり過ぎかなと。
そちらも読んだ自分としては 繋がりが見えて一層楽しいものでありますが
そうでない人には 混乱をあたえて 話が楽しめないんじゃ…とも。
二つの作品に直接的なリンクがないのなら
謎かけみたいな感じより もっと分かりやすくした方が
話のテンポは良くなってくる気がします。

以上のことは もしかしたらそれほど気にするべき点ではないかもしれませんし、
逆にそこを味わって次に期待すべきなのかも知れませんね。
また ニーナ好きな私としては ディックの登場が新鮮で嬉しいかったです
読んでみるとまた今までの伏線の見方が変わって面白いと思いますよ
なので 不満な点と嬉しかった点 期待も含めて☆は4つにします*
タイミングとか、伏線とか、 ★★★☆☆
第10巻。短編集。8巻の、本編中での過去の回想という形式ではなく、完全なる短編集。ドラゴンマガジンに掲載された短編「ア・デイ・フォウ・ユウ」と、書き下ろし中編「槍衾を征く」の4話収録。ア・デイ・フォウ・ユウは5巻以前の出来事で、6巻から9巻にはア・デイ・フォウ・ユウありきの展開が多々あるので、5巻まで持ってて6巻以降の購入を検討している方はまず10巻から読むことをお勧めします。書き下ろし中編は7巻以降の出来事なので、それはそれで注意が必要ですが。

やっと、やっとディックとニーナが初めて接触したア・デイ・フォウ・ユウが文庫本化されました。ドラゴンマガジンを読んでいない方々はさぞ理解に苦労したことでしょう。正直ここまで引っ張った意味が全く分からん。上記の通り、本編中の回想と言う形式ではなく、収録されている話は全て9巻以前の時間軸なので、このタイミングである必要性が全く感じられない。9巻を出す前にこっちを出せばよかったんじゃないか?もっと言うと、8巻の短編3つをすっとばしてこっちを先に文庫化しても良かったんじゃないか?更に言うなら、6巻の前にこの短編集を…。

と、文庫本化のタイミングに関する愚痴はこの辺にしておいて、取り敢えず中編についての感想。サヴァリスとゴルネオの再会とか、ニーナの幼少時の話とかを交えつつも、主にディック視点の話になっております。ア・デイ・フォウ・ユウがバリバリ伏線になっており、ア・デイ・フォウ・ユウからの流れで無理なく読み進められました。ところで、レジェンド・オブ・レギオスとの係わりを匂わせる台詞や描写のオンパレードになっておりますが、これ等の伏線をちゃんと鋼殻のレギオスの方で回収してくれるのか、少し心配になってきました。「鋼殻のレギオスとレジェンド・オブ・レギオスのどちらか片方だけでも楽しめる」と銘打ってる以上、レジェンド・オブ・レギオスの方に丸投げとかはやめてほしいです。