文章そのものは、間延びしていたり無駄が多かったりでまとめが巧いとはいえません。
ですから★1つ減じています。
ですが、書かれている内容はなかなか興味深いものがあります。
特に、「辞苑」は「広辞林」からの流用が多い、という記述が気になります。
それじゃあ、NHK「プロジェクトX」で描かれた新村親子の言葉探しの死闘っていったい…
勿論、「辞苑」だけがそうだと書かれているわけではないのですが。
全体的には、各種の国語辞典の歴史を俯瞰した記述になっており(勿論全て網羅しているわけではありませんが)、国語好きにはたまらない内容になっています。
はっきり言って、辞書好きにはお薦めです。