ユーミンアルバムの中でも名盤です!!! ベスト盤には無い心に残る名曲が沢山あります
★★★★★
このアルバムの『5cmの向う岸』はずっと忘れられない名曲です。『雨に消えたいジョガー』と2曲はメロディーも詩もとても素敵な曲です。
また聞きたくなりCDを購入しました。
このアルバムはLP盤でリアルタイムに聞いていました。高校生の私にはユーミンのアルパムが毎年出るのがとても楽しみでした。アルパムの完成度(各曲の完成度)も高いと思います。若いユーミンファンにも是非聞いて欲しいCDです。名盤です!!!
困ったな、好きじゃない
★★☆☆☆
20年振りに聴いた“昨晩”に触発され、今まで聴いたことのない彼女のアルバムを
知りたいと、今回、2枚購入しました。
レビューを参考に、”昨晩“周辺でキーワードは、大人、と地味だけど傑作、です。
で、チョイスしたのが、”ホテル“と”パールピアス“
”パール”、よかったです。
”ホテル“、よく分かりません。ラストの水の影以外、みんな退屈な曲でした。せっかく購入したのに、ちょっとショックでした。この作品を一番に推す人もおり、改めて、この感覚の差は何なのだろうと考えた結果、たぶん歌詞なんだろうと。
彼女の数あるアルバムでも独特の世界観を持つ、この作品の歌詞を重視する人が、特に愛聴しているのではないでしょうか?
僕は、歌詞よりも、曲派ですし、やはり本作の詞は重すぎです。
Miss Lonelyや、コンパートメントのような、希望のまったくない詩を持った曲を聴きたくはありません。
曲も歌詞に引きずられてが、彼女の才気あふれるメロディーの飛翔が、あまりないように感じますし、表題作のように、随分と苦労して作った曲なんじゃないか?と思わせる作品もあります。彼女は才能に任せ、スラスラと書いたイメージのある作品に傑作があるような気がするのですが。
なお、この表題作は、日本社会を批判している作品なのでしょうか?
個人的には、もっとパーソナルな心の在り様を描いているように思えます。
いろいろ書きましたが、ユーミンファンには★二つが、許せないでしょうし、
本作が一番好きな方は、もしかしたら嫌な気分になったかもしれませんが、まだ聴いたことのない方の購入の参考として、このような意見も意味があると考え、投稿しました。怒らないでくださいね。
各楽曲の完成度は、芸術性抜群で最高!!
★★★★★
1976年に荒井由実から松任谷由実になって、1981年の『守ってあげたい』の大ヒットまでの間の作品群は、『紅雀』『流線形‘80』『OLIVE』『悲しいほどお天気』そしてこの『時のないホテル』すべて、どれも名盤です。短期間にこれだけのクオリティーで作品を作り続けたユーミンは、芸術家としては日本一だと思います。
2010年になるというのに、今聴いても、全く古さを感じさせないのです。
よっぽど、シンクラヴィアを駆使したサウンドの90年代のアルバムは、せっかくの楽曲のよさを
つぶしてしまっているようです。まあ、当時の時代感覚なのでやむを得ないとして。。。
『時のないホテル』が出た頃、八神純子、久保田早紀、など、美声のシンガーソングライターが
売れまくっていたため、このアルバムは評判にならなかった記憶があります。
ユーミンも自著『ルージュの伝言』にて、「最悪の精神状態でこのアルバムを作った」といっておりますが、「他のアーティストに絶対負けたくない!!」とユーミンが搾り出すように懸命に作ったアルバムだったのでしょう、緊張感に溢れています。
1曲1曲のクオリティーは、曲や詩どれも完璧です。
全く聴いてて飽きが来ないどころか、ますます好きになってしまいます。
#8『コンパートメント』を是非、コンサートで松任谷正隆さんの素晴らしい演出で聴いてみたいです!! ドラマティック!!
濃い目の青春の想い出
★★★★★
ユーミンのアルバムの中で、これが一番好きかもしれません。
発売当時は、あまりわからなかった「コンパートメント」の歌詞も、
今は、この年になると、とても理解できます。
全体に流れる、切なさと、後悔の念。
恋は必ずしも、明るいものではないし、
明るい結末は、結局少ないもの。
だからこそ、ほろ苦い終わった恋の想い出とともに、
このアルバムは私のそばにあります。
他の方も書かれていましたが、
私も本当に何千回も、好きで何千回も聞いたアルバム。
LPからCDに変わって、
買いなおしたものの1つです。
「コンパートメント」の中に、
もしや愛は戻る
そんなのぞみは小箱に入れて
輝く真鍮の鍵を
線路に投げましょう
あのひとの途切れた声の
ゆくえ探すように
すれ違う同じコロンに
ふりむいてしまうくせ
音楽と、香りにまつわる想い出は、
濃く、深いのです。
THE ユーミン
★★★★★
最初から最後までユーミン節全開!
ユーミン史上最濃・最暗・最湿なアルバムだと思います(笑)
とにかく一つも捨て曲が無くて、構成・詩のシチュエーション・メロディー全てが完璧。
「こんなアルバム作れるものなら作ってみなさいよ。」ってユーミンの言葉が聞こえてきそうです(笑)