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Mummer

価格: ¥1,437
カテゴリ: CD
ブランド: Caroline
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いいですよ ★★★★☆
私みたいにスカイラーキングとかアップルビーナス1が好きなら、これは気に入ると思うのだけど。評価低いし、売れてもないけど、タイトルの地味さとジャケットのわけわからなさが原因かしら。LOVING MEMORY、 LADYBIRD、FARMAR'S WAGES、WONDERLAND、GREAT FIRE、BEATINGといかにも英国的でスカイラーキング収録曲に負けない名曲も多い。確かに出オチの曲もあるのだが、半分以上名曲が入っているアルバムなんてそう簡単に作れないでしょう。良いと思うんだけどなあ。
水と風と火と ★★★★★
 アルバム『Mummer』は、XTC の経歴の中でも、もっとも彼らの特性が面に現れているものかもしれません。このアルバムでは、彼らは、面を被る無言劇の扮装をしているのですが。
 また、このアルバムから、パートリッジは、音盤を作り上げる、その過程にも意識を持って臨むようになりました。録音を記録ではなく、作品へと織り上げていく過程だと考えるように。それが、このアルバム以降では、扮装をした写真を使うこととも繋がっていると思います。音盤を、独立した作品と考え、その中で演奏している自分達も、実際の自分達ではなく、創造された架空の人物と看做しているのです。
(架空の人物が、現実世界の舞台に上がって演奏することは不可能です)
(『Black Sea』でも、当初は架空のバンドを構想していたので扮装してますが)

 このアルバムの魅力は、それぞれの歌が、お互いに反映し合っていることから発していると考えます。一つの歌の余韻が、別の歌に浸透して、響きを増幅しているようです。その干渉が成功しているのです。
 「Wonderland」は、「水辺」「少女」と言う印象を浮かべています。それは、「Ladybird」の「草地」「成人女性」との印象の下層となっています。そして、「Ladybird」の「虫」「火事」と言う印象は、「Great Fire」を惹起します。また、同時に、「Wonderland」にある「冷たい水」の印象は、「Great Fire」へ挿入されています。そして、「Great Fire」で吹き上がった「風」は、「Me and the Wind」を吹き抜けています。一方で、「Ladybird」の「草地」は、「 In Loving Memory of a Name」の「墓地公園」へと続いています。
 また、ムールディングの「Wonderland」「Deliver Us from the Elements」「In Loving memory of name」は、「水」「気(空)」「土(人)」の象徴になっています。これに、パートリッジの「Great Fire」「Ladybird」「Me and the Wind」が「火」「大地」「風」となって呼応しています。同時に、この三つは、「現在」「未来」「過去」でもあります。

 『Mummer』は、『Skylarking』がそうであるように、一人の者が明確な意図を持って、構成したものではないでしょう。偶然が重なって出来した一期一会のものなのでしょう。偶々そこに落ちていた石に、どういう加減か木漏れ日が射してその先端に当たり、光が回析を起して周囲に幾本もの異った色の光線を投げ、それが、また、別のものに当って変調された光を投げ…。
 ある種の不可思議さが、この『Mummer』にはある様です。それは、ゆらぎなのかも知れません。「Wonderland」で、静かな池の中に深く沈められた鐘が鳴って起ったゆらぎは、アルバムを通して聴こえてくるようで、「Me and the Wind」の、高い空で鳴っている虎落笛にまで、伝わっているようです。
フォーク的なアプローチも目立つアルバムだが味わい深し ★★★★☆
83年発表の6作目。録音中にテリー・チェンバースが脱退してドラムスがピーター・フィリップスの代打となっていることとアンディの神経衰弱によるためか、これまでのXTCと比べると極めてフォーク的なアプローチが目立つアルバム。特にコリン・ムールディングの活躍が目覚ましく、グループでも最高の名曲の一つと言っても過言でない2.を提供しているだけでも特筆に値すると思う。この曲の牧歌的かつ、寓話的な雰囲気と英国らしい美しいメロディは聴かなければ損。名作スカイラーキングに直接繋がるこの名曲こそXTCの代表曲だ!!・・・と言い切るのはちょっと問題はあるのですが、まあ聴いてみて下さい。絶対に気に入ると思います。ドン・ドン・パ・・・みたいなリズムが耳につくのとチンドン屋みたいなインスト曲や、いかにもブラス・バンド風の曲が入っていて一般には完成度の低いアルバムと言われていますが、その脱線具合もなかなかいけますよ。
フォーク的なアプローチも目立つアルバムだが味わい深し ★★★★☆
83年発表の6作目。録音中にテリー・チェンバースが脱退してドラムスがピーター・フィリップスの代打となっていることとアンディの神経衰弱によるためか、これまでのXTCと比べると極めてフォーク的なアプローチが目立つアルバム。特にコリン・ムールディングの活躍が目覚ましく、グループでも最高の名曲の一つと言っても過言でない2.を提供しているだけでも特筆に値すると思う。この曲の牧歌的かつ、寓話的な雰囲気と英国らしい美しいメロディは聴かなければ損。名作スカイラーキングに直接繋がるこの名曲こそXTCの代表曲だ!!・・・と言い切るのはちょっと問題はあるのですが、まあ聴いてみて下さい。絶対に気に入ると思います。ドン・ドン・パ・・・みたいなリズムが耳につくのとチンドン屋みたいなインスト曲や、いかにもブラス・バンド風の曲が入っていて一般には完成度の低いアルバムと言われていますが、その脱線具合もなかなかいけますよ。
XTCの作品の中では語られることの少ないアルバム。でも、好きなんだよなぁ、これ。 ★★★★★
84年リリース。ライブ活動停止後初のオリジナルアルバム。コリン・ムールディングの作品は3曲だけだが、アルバム全体はコリン色が強い、のどかなアルバムである。

XTCのアルバムを巡るトラブルといえば、「Skylarking」のレコーディングにおける、アンディ・パートリッジとプロデューサーのトッド・ラングレンの確執が有名だが、トラブルではこちらもまけていない。

まず、ライブ活動停止に伴うツアーのキャンセルによる負債の発生やアンディの精神状態も悪いといった状況。そして、ドラマーのテリー・チェンバースがレコーディング中に脱退。さらにアルバムの発売までにリミックス作業も含めればプロデューサーとして3人の人間が関わることになっている。アルバム発売予告までしながら、第一弾シングルの不発で延期、その後リミックスをやり直し第2弾シングルを発売するがまたも不発、結果的にアルバムは発売されたものの、前作「English Settlement」には遠く及ばないセールス結果etc…。

しかも、この作品はXTCの作品の中でもっとも語られることの少ないアルバムである。と、ネガティブなことばかり書いているのだが、私は、トラブル続きとなったとは思えないのどかな曲(当然ひねりが加わっているが)が並ぶこのアルバムが大好きである。

XTCのアルバムの殆どにはコリンの曲が何曲か収録されているが、それらの曲は、アンディが書く、時には聴く者に緊張感を強いることすらある曲に対する息抜きみたいな曲である。そんなコリン色が強く出たこのアルバムは、XTCの全アルバムの中の息抜きみたいな作品である。

なお、11−16曲目はボーナストラックである(シングルB面)。