ラゴンの虜囚を読んでの感想
★★★★★
アルゴンのエルの名前でモンゴール軍に潜入しているシーンにて、イシュトヴァーンが「ケムリソウの煙は水をかけてすっかり実を湿らせないとやまないぞ」といっている場面があるのですが、砂漠を行軍中なのですから、砂をかければいいんじゃないかと思いました。(水は貴重と思ったので。)
また、回りのモンゴール軍の兵士も煙が遠くから見えるので、すぐ消そうとしてもいいのではないでしょうか?
セム族の人たちが砂漠に作った落とし穴について、砂漠は砂地だから落とし穴は作れないのではないか、無理があると思いました。
栗本薫先生は当時若く、砂漠とかの知識があまりなかったのではないかと思いました。
ただ、今読み返してみても大変優れた作品だと思いましたので、先生は若いころから頑張ってらしたと思いました。