絵と音による演出をバックに物語を読み進める、サウンドノベルアドベンチャー。スーパーファミコンからの移植作だが、スーパーファミコンで発売されたときは初のビジュアルノベルということで話題を集めた作品。移植にあたってビジュアルやシナリオの追加だけでなく、ムービーや振動による演出も追加され、完全版ともいうべき内容になっている。
システムは選択肢を決定するだけのとても簡単なもので、お手軽にプレイできる。物語は、主人公とその彼女の奈美が偶然見つけた洋館の中で奇妙な体験をする、というもの。選択肢によって物語の展開が変わるだけでなく、ホラーやオカルト、果てはギャグと、ジャンルまでも変わっていく。たどった物語の数だけエンディングが用意されており、複数回のプレイを楽しむことができるお得な作品だ。(片井 美樹雄)
傑作サウンドノベル
★★★☆☆
「弟切草」とは返り血の模様をその葉に残す実在の植物で、花言葉は”復讐”・・・
傑作サウンドノベルのSFC『弟切草』がPSでリニューアル。
無数の枝別れによって想像しえない話の流れにもなりえるマリチシナリオ、マルチエンディングを搭載。
「バッドエンド」が存在せず、必ず物語の結末を見ることができる。
BGMや効果音はさらに迫力を増し、リアルな緊張感を再現。
遠くから迫りくる足音、どこからともなく聞こえる悲鳴や叫び声、軋む廊下の音やドアの開く音などリアルに再現され、緊張感たっぷりの迫真の演出がゲームを盛り上げる。
幻の「奈美篇」のシナリオを新収録し、PS版『かまいたちの夜』でも好評だった「ピンクのしおり」も搭載。
新シナリオも加わり、SFC版を超える恐怖を味わえること間違いない。
あらすじ
嵐の夜、2人の若者が迷いこんだ洋館で起こる数々のミステリー
ふとしたことで森に囲まれた屋敷に足を踏み入れた若いカップルを奇怪なミステリーが待ち受けていた・・・
(2001年廉価版発売)
面白い、しかし
★★★★☆
面白いですしかしフローチャート無いのでピンクのしおり出すのに凄い苦労します突然違うストーリーになったりするので、それさえ何とかしてくれれば良かったのに。
伝奇的なシナリオが肌に合わず。「かまいたちの夜」と並ぶサウンドノベルの草分け的存在!
★★☆☆☆
「かまいたちの夜」と並ぶサウンドノベルの先駆けとも言うべきゲーム・・なんですが、自分には合いませんでした。
とにかく、かまいたちの夜2でもそうなんですが、ホラー系もしくは伝奇系のシナリオって苦手なんですよね・・・。
なんか生理的に嫌悪感をもよおすとでも言いましょうか。気持ち悪さで馴染めないのですよ。
後、足回りも悪いですね。複数回プレイを前提としているはずなのにフロートチャート機能なし・・は「致命傷」に近いです。
ミステリアス
★★★☆☆
内容は面白い。特に、文章に合わせた背景のグラフィックと音楽による恐怖感の演出はなかなかの物。ただ・・、ただ・・・!!ps版のご時世でエンドリストはおろかフローチャート機能も無いのはいかがなもんかと・・・非常にプレイしずらい・・・よって全エンディングへの難易度は相当です。まあ既読のスキップ機能が付いてるのがせめてもの救い。シナリオ自体は悪くないだけに残念・・・というか惜しい!!今回は星3つで勘弁!!
個人的には好き。
★★★★☆
初めてやったのはSFCでした。
ずいぶん久しぶりにやったんですが、雰囲気はとても好きです。
とくにBGMがいいです。
ただ、同時期に発売したかまいたちの夜と違ってフローチャートで選択できないので、
選択を間違うとめんどくさいことになります。
しかも、PS版では細かなエンディングが多すぎて、コンプリートするのは至難の業。
それでも、何週もやりましたけどw
もうちょっとホラーテイストが強くてもいいかなぁっとおもいました。
(オープニングはいい感じになってます)
話の内容や、上記のシステムのせいで好き嫌いが分かれそうなゲームではあると思います。