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ザ・コンストラクション・オブ・ライト

価格: ¥1,150
カテゴリ: CD
ブランド: ポニーキャニオン
Amazon.co.jpで確認
   キング・クリムゾンを冒険的でモダンな音楽学者集団とか、プログレ研究機関のように見なすのは間違いだろう。“学長”にあたるギタリストのロバート・フリップはなかなかの学者肌だが、彼がしばしば見せる遊び心は妙な小難しさを吹き飛ばす。しかし、卒業生たちが商業色の強い企業(エマーソン・レイク&パーマー、イエス、バッド・カンパニー、フォリナー、ロキシー・ミュージック)に引き抜かれていく中で、フリップはその実験精神の強さゆえにカルト的な存在として影響力を発揮してきた。

   本作『ConstruKction of Light』で、キング・クリムゾンは何と活動暦30年を突破し、4人編成へと小型化を果たした(フリップ、80年代から参加したギタリストのエイドリアン・ブリュー、90年代にメンバーとなったタッチ・ギターのトレイ・ガンとドラムスのパット・マステロット)。奇妙な哀愁を感じさせるデルタ・ブルースのパロディー「Prozac Blues」以下、おなじみの催眠的なポリリズムが展開するタイトル・トラック、ハーモニーが大胆な「Into the Frying Pan」、繊細で広がりのある音づくりが印象的な「FraKctured」と続いていく。「The World Is My Oyster」は、ほとんどピンク・フロイド的な視点と雰囲気を感じさせる。いや、そのピンク・フロイドだって、こんなに不思議な説得力を持った曲は70年代以降生み出していない。

   全編で強烈な演奏が繰り広げられ、トゥール、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズといったバンドに脈々と受け継がれているヘヴィなリフがさく裂する。『ConstruKction of Light』は、モダンであるだけでなく、絶えず変化している――あらゆる意味でプログレッシブな音楽なのだ。(Jerry McCulley, Amazon.com)

新世紀前のクリムゾン ★★★★☆
キング・クリムゾンの2000年作
前作「THRAK」のあと活動休止に入ったが、バンド30周年を記念して活動を再開、
ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー、パット・マステロット、トレ・イガンの4人編成で
第六期クリムゾンは始動。サウンドは90年代の作品に比べ、よりモダンなアプローチがなされており、
ドラムとベースを中心にしたポリリズムの中に、浮遊感のあるギターが乗せられ、
一聴した感じはダークなものだが、どの楽曲も緻密きわまりないアプローチがなされている。
タイトル曲はもちろん、“太陽と戦慄パートW”や、パートXとなるほずだった、“フラクチャード”など、
聴き応えのあるナンバーが揃っている。全体像としては、まだ過渡期というようなバラつきも感じ取れるが、
新世紀を迎えようとするクリムゾンの新しい形が見え始めた作品なのは確か。
痛快な焼き直し的名盤 ★★★★★
00年発表。この頃のクリムゾンは過去のライヴ音源を乱発していた時期であり、それらがそこそこおもしろい内容だったために、本作は買ったものの、一度も聞くことがなかった。次作 (間に各種の作品は出ているが・・・) に当たる『パワー・トゥ・ビリーヴ』が発表された時の日本ツアーのライヴに足を運んだ折にこのアルバムのタイトル曲の素晴しい演奏に感動して、それからやっと聞いた。はっきり言ってこの曲はライヴの方が数百倍素晴しいが、スタジオ録音でも十分に美しい仕上がりだと思う。ライヴはガラガラだったが、何度か見たクリムゾンのらライヴの中でも最高のものであり、この時期から次作までのグループの充実度が良く理解出来た。いわゆるドラムン・ベース的な低音主体のサウンドと復活後の中心的なサウンドである70年代中期のメタル的要素、そして80年代のミニマル・シーケンスを融合したいわば焼き直しの集大成ともいうべき内容だが、お家芸を出し尽くした潔さはなかなか痛快だと思う。クリムゾンでしか絶対に出せない緊張感と重量感はこの作品でも顕著に見られ、聞き応えは十分。もはや良いとか悪いとかいうレベルでもないだろう。
クリムゾンの全アルバムの中で・・・、 ★★★☆☆
一番聴いていないのが本作。

何故かと言うと・・・、まず「暗い」。
もともとハッピーなテーマ性で音楽を作る集団ではないが、それにしたって暗すぎる気がする。

あと・・・複雑怪奇すぎる。
演奏が込み入りすぎて、凄いのは分かるのだが、消化しきれずにバンバン進んでいくので、消化不良を起こす。

傑作扱いされている本作。
確かに、レヴェルは高いのは分かるのだが、僕が好きなクリムゾンではなかった・・・。

しかし、それでも星三つですよ。
やっぱ、クリムゾンですしね。

たまには、聴きますよ。

・・・たまには・・・ね。
ヌゥオボメタルの原型が楽しめるアルバムです ★★★★★
ダブルトリオ後、一連のプロジェクトを経て、結局、ブラッフォード、レヴィン抜きの4人からなるlineup6で2000年に発表されたアルバムです。メンツは同じですが、次作がヌゥオボメタルを掲げているのに対し、当アルバムでは、そういったコンセプトは用意されていません。ただ、サウンド的には、lineup6の特徴の1つであるヘヴィさがかなり前面に出ており、ヌゥオボメタルに至る過渡期アルバムといえるかもしれません。過渡期と言うと、一聴、否定的に聞こえますが、KCの場合、コンセプトをライブを重ねる中で、煮詰めていくバンドであり、コンセプトの完成前・熟成後のサウンドが最も面白いのも事実です。
サウンドのヘヴィさとも相まって、全てのKCファンにお奨めのアルバムではありませんが、lineup6ファンであれば、楽しめるアルバムだと思います。
.... ★☆☆☆☆
第3期クリムゾンのフォーマットを最新のテクノロジと卓越した演奏技術と
まあいろんなアイデアをくっつけてよりヘビーにリニューアル?。しかし
70年代クリムゾンと決定的に違うのは、エモーショナルな要素が全く欠如してい
るということ。聴いていて、何の情感も感じられず、本当に悲しくなってしまった。
「フラクチャー」や「太陽と戦慄..」は、ELPがBOXセットで名作LIVE「展覧会の絵」を
セルフカバーした例と同じでしょっぱくて、オリジナルが好きな人は聴かない方がいい。
フリップ卿はクリムゾンというブランドビジネスが大好きなようだが、い
いかげん自分のキャリアに泥を塗るようなことはやめてほしいものだ。