著者はかわっても…
★☆☆☆☆
著者は変わっても、「ハッピーバースデー」からそうだった「子供が抱える色々な問題を雑多に詰め込みすぎ、幾つかは放り出して終る」という悪癖は相変わらずだ。
何より腹立たしいのは、車椅子の少年の母親。息子を馬鹿にした同級生を殴るのはともかく、「障がい者に手を貸すのは当たり前だ」とばかりに傍若無人に振舞う。
健常者の人々の協力は、あくまでもその人の善意だ。強要していいはずがない。
「障がい者側は何をしても許される」と誤解する読者でも現れたら、それこそ差別に繋がるだろう。
私自身、家族に障がい者はいるが、この母親は 「単 な る モ ン ペ」だとハッキリ言わせてもらおう。夫に逃げられたとか家庭環境がどうかなどという事は一切関係ない。
知り合いにいたら「お前みたいな奴がいるから障がい者はかえって迷惑がられるんだ」と怒鳴っていただろう。
こいつにこそ「そういうのを止めろ!」と、レオが言ってやるべきではなかったのか?