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魔法の島フィンカイラ (マーリン 1)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 主婦の友社
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イラストが素敵ですね〜☆ ★★★★☆
すぐに読めると思って借りてみたのですが、かな〜り読み応えありました。 私がこの本を選んだ理由のひとつは、山田博之さんのイラストかもしれません。 他の人の挿絵だったら読まなかったかもしれません。
魔法の物語のおもしろさ ★★★★☆
本作品を読んだ時に、思い出されたのが、ご存知の方も多いと思いますが『ゲド戦記』という作品です。ハリーポッターは魔法を惜しげもなく披露しているのに対し、本作品やゲド戦記は魔法をある種の「秘密」として扱っているように感じられます。
 まだ第一作目しか読んではいませんが、主人公の魔法との関係は問題や意味を孕みながらも、これから進化してゆくことでしょう。ストーリーとしては単純なお話ですが、ただ単に魔法を使って敵をばったばったとなぎ倒してゆく展開では無いところに作者のなんらかの意図を感じずにはいられませんでした。

 新しいものと古いものの融合、家族・友情の温かみ、世の中に存在する誘惑と試練、自分探し、名前・・・どれもファンタジーというジャンルにおいては使い古されたテーマですが、それだけに子どもに伝えるべき価値あるものであります。本作品もそれらを独自の世界観で包み込み、子どもの興味を引きつけつつもそれが何であるか、考えさせる。児童文学はやはりおもしろい。

 好きなフレーズは「星を見るんじゃなくて、星と星の間の暗闇を見るのよ。なにもない空間だから、好きなだけ創造を広げられるでしょ」という部分です。色んな意味で考えさせられる台詞です。

 本書が好きな方で、もし時間が許すならば『ゲド戦記』を読んでみてください。必ずやご期待に添えるものであると思います。
一気に読みたい三部作 ★★★★★
海難事故に遭ったかのように岸に打ちあげられた少年は、目覚めた時にはすべて記憶を失っていた。同じように打ちあげられた美しい女性ブランウェンは、少年をエムリスと呼び、自分を少年の母親だと言うが、エムリスにはどうしてもそれが本当のことだとは思えずにいた。何も思い出さないまま5年の歳月が過ぎた頃、エムリスは自分に不思議な力があることに気づく。その不思議な力はエムリスの怒りによって暴走し、周囲にもエムリス自身にも悲劇をもたらした。その悲劇から何とか立ち直った時、エムリスは自分のことを知る旅に出る決意をし、やがて魔法の島フィンカイラへとたどり着く。そこでリアという不思議な少女に出会い、楽園のように感じるフィンカイラに危険が迫っていることを知る。リアに頼まれ、エムリスはすべての破壊の源である死衣城を目指すが…といったストーリー。
途中、エムリスの身代わりとなって捕らえられてしまったリアを救い出すため、やはり旅先で知り合った小人シムと力を合わせ、旅は続く。
最後には謎は解き明かされ、少年は得がたい友と真実の名前を手に入れるのだけれど、分厚いわりに読み易くて、内容も把握し易く、面白かった。
本の中だけでは完結しない伏線。 ★★★★☆
史上最大の魔法使いとされ、
またディズニー作品「王様の剣」でもお馴染のヒゲの長い魔法使い、
マーリン幼少時の物語。

故に、この本の中に記される伏線は、
このシリーズの中だけでは完結せず、
歴代のマーリンの物語の中へも続いています。

──なぜマーリンは、あの長いヒゲをたくわえるようになったのか。
──どうして、星柄のローブを着るようになったのか。
──そして、私達も実際に使っている魔法とは、何なのか。

様々な謎や伏線が一つになっていく、クライマックは圧巻です。

遊園地で騒ぎたい時には、ハリー・ポッター。
リゾート地でのんびりしたい時には、マーリン。
そんな新しい分野のファンタジーではないでしょうか。

面白すぎッッ!! ★★★★★
久々にこんなに面白い本に出会った気がします!!なんていうか文章もうまいし、そもそも話自体が面白いからどんどん物語に引き込まれます。
人生の中でこの本に出会えてよかったです。みなさんも読まないと損ですよ~~。