よりスケールの大きな続編を期待します
★★★☆☆
王がいないために、荒れ果てたブレスランド。ランドルたちの活躍で、妖精国に預けられていた王女ディアマンテが帰り、女王となって、ようやく平和が訪れていた。そんなランドルたちの下に、有力な貴族の一人息子であるウィルフリードがやってくる。夢のお告げで、男爵の跡取りだったはずが、魔法使いになることになったというのだが...「魔法学校再訪」。十年に一度開催される有名な歌唱コンテスト。開催国であるバスキナの王によってその才能を認められ、コンテストに招待されたリースだが、ランドルはバスキナ王トルクから邪悪な魔法を感じ取り...「氷の国の宮殿」
中編二本立てです。平和が訪れたブレスランドで宮廷暮らしをしていたランドル・リースたちのその後の活躍を描いたものです。前の三作と同様、少し都合がよすぎないかな?というところはあるものの、テンポ良く話が進んでいくので、楽しんで読むことができます。ただ、今回は、どちらも中編のせいか、よりあっさりとしたものになっています。3巻で完結のはずが、続編が14年ぶりに刊行されたということですが、この先の予定は未定とのこと。よりスケールの大きな続編が出ることを期待したいです。
魔法使いが主人公の話
★★★★☆
2007年になってこサークルオブマジックシリーズを読んで、ハマッてしまったものですが、
3巻を読んでからすぐにこの最新4巻にありつけたのは幸運でした。
このシリーズは魔法使いが主人公のファンタジーです。
でもファンタジーというより「おとぎ話」と表現した方がいいかもしれません。
ですが幻想的でありながら、ロジックをすごく大切にしている作品です。
作品世界の設定も、ただ設定としてあるだけでなく、伏線や物語の進行の鍵となって活きてきます。
(魔法使いはウソをつけない、など)
文章自体も小学校の図書室にある小説のようで、非常に読みやすく、ある種の懐かしさをかんじます。
予想外の展開や予想通りの展開も、納得しながらワクワクしながら、ぶっ通しで読むことが出来る、そんな作品です。
微妙・・・
★★★☆☆
「魔法学校再訪」は、本当に再び世界の危機という感じがして
わくわくしながら読む事が出来ました。
が、「氷の国の宮殿」は微妙でした・・・。
世界の危機からランドルとリースの命、
とスケールがかなり小さくなっていますね。それが残念でした。
オチも最初から予想できました。
続きは気になりますが、残念な気持ちになるので5巻は私的には出て欲しくないです。
毎回テーマがブレスランドの危機だと、それもまた不自然なので。
待ってました
★★★★★
前作から14年の月日を経て続編の登場です。サークル・オブ・マジックシリーズは3巻までって聞いてたから続編が発売されると聞いたときにはメチャクチャ嬉しかったです。それも今回も2話が収録されてます。
毎度毎度の事なんですが、面白すぎて一気読みしました。全く先の読めない展開(いい意味で読者の期待を裏切ってます)のため緊張の連続でした。
今巻ではランドルは18歳になっています。そのため会話などの節々にランドルが成長してると思える部分がありました。シリーズが始まった時には頼りない少年だったランドルも逞しく成長してます。同じようにリースやウォルターも成長し、ストーリーに厚みを加えています。
どうやら続編が発売されるかは未定との事なので発売されるのを祈るばかりです。
サークル・オブ・マジック4
★★★☆☆
前の3巻までがとても面白かったので、かなり期待して読んだせいか、ちょっと残念な内容でした。番外編って書いてあったのなら、そのつもりで読めたのでしょうが・・・。
初めの魔法学校再訪はそれなりに前回までのお話に続いていて、納得のいくものでしたが、氷の国の・・・は、その国の女王の変な趣味の為に何故巻き込まれる?って感じがしてホント「番外編」でした。
ですから前の3作目までが「☆5つ」なのに対し、ごめんなさい!4作目は「☆3つ」です。子供には良いかも・・。