わたしはあまり熱心に新譜情報をチェックする人じゃないので、その回の「世界の~」で流れてきたそのカントリーな感じの曲にまず直感的に「あ、この曲いいな」と思いました。
「誰だろう? なんて曲だろう?」そう思い、作業の手を止め「世界の~」を見つめます、そう、わたし声聞いただけじゃそれをジョージと判らなかったんです。
そして判りました、ジョージ=ハリスン「エニィロード」
早速収録アルバムを探しました。(わたしはあまり熱心なファンじゃないので「オールシングスマストパス」くらいしか知らない。)
それがこれでした。
一曲目から最終曲まで一気に聞いて、二度聞いて、次の日も一日の最初に全部聞いて、そんなことを約二ヶ月ほど続けました。
「自分はそう長いことはない」そういう自覚があったかはわかりませんけど、このアルバムが闘病中に作られているという「事実」だけは報道で知っていたので、死を目の前に、人はこんな領域に立てるのか。
そんな感慨で一杯になりました。