精神修養に最適!
★★★★★
中村天風さんの講演内容を書き下ろした本でした。
精神修養をしたい、心を強くしたい、という人に最適です!
面白おかしく、より深く!
★★★★★
天風先生は講演の天才だ。
真理という一見、果てしなく遠い存在に思えるものでも、
先生にかかると、「ほら足元をごらんなさい」と身近にあることを
示して下さる。
何度、お腹を抱えてわらっただろうか?
それにしても、
「いまここに生きている
これ以上に幸せなことがあるでしょうか?」
という問いかけに、何度も何度も迫られ、ようやく参ったした小生。
九死に一生を得た先生の語るいのちの讃歌。
人生の岐路に立っている人はもちろん、
そうでない人も読まれると岐路に立っていることに気付かれると思う。
最初はつらいかも。後半になってくると納得。
★★★★★
昔の言葉での会話をまとめたものなので、
最初のほうは読んでて、ちょっとつらく感じる。
しかし、途中から「えーっ、すごい人生だなぁ」となり、
最後のほうには「そうそう、私が欲しかった答えが書いてある!」と
思いました。
自分の悩みに対する答えが、
随分と昔に書かれていたことに驚愕。
この本の存在に気づかなかった自分がアホみたいだな、
とも思いましたが。
人と本との出会いは貴重だな、と深く感じた一冊です。
健康,幸福への心構え
★★★☆☆
体の健康,さらには幸福を得るための心の持ち方について,
中村天風の考えを座談会の形で書かれた本である.
現代人は,体が健康であれば幸福になる素質があると考えるが,
真実は逆で心の健全さが体の健康を生む.
心の健全さは,いい話を聞かせる等で人の表層の意識に影響を与えるのではなく,
潜在意識の中を良くすることが重要であると説く.
とかく現代人は,眼に見えるものの多寡が幸せの基準と考え,
幸せになる機会を逸している.その現状を的確に批判し,
健康法だけでなく,幸福になるための心構えについて述べている.
要約すると簡単に聞こえるが,文章では非常にわかりやすく,
かつ医学的な知見から納得できるように書かれている.
世の中気の持ちよう
★★★☆☆
読んで、思ったことを一つ。
人間、自分よりよい境遇を見てしまうと、どうしても自分と比べてしまって、
「自分は恵まれていないんじゃないか」「不幸なんじゃないか」という考えになってしまうんですよね。
結果、今の状況が恵まれていることを忘れてしまう。
自分が今生きていることそのものに感謝し、
どんな逆境でもただでは転ばない精神で臨めば、世の中の見方ががらっと変わるように思います。
なかなかできることではないですが、
実際そのような生き方をしてきた天風先生と、ひいてはインドの師匠を見習いたいと思います。