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見るまえに跳べ (新潮文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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表題は時代を表していたものだろう。 ★★★★★
見る前に飛んだ人も何人もいたかもしれない。
自分では、見てからしか飛ぶことはできないかもしれないと思った。

大江健三郎の小説は沢山読んだ気がするが、タイトルを覚えているのは、これを含めて数冊かもしれません。ごめんなさい。
とにかく胸ぐらつかまれ殴られ、ひっかかれる感じ ★★★★★
主人公は「ただちょっと二十歳の学生にしては若々くなかった。」
 
ただちょっと若々しくなかっただけの青年が
何人の日本人学生に衝撃を与えただろう。
売春婦のヒモである劣等東大生が、セックスフレンドの
妊娠によって突如うつ状態から開放される。
しかし待っていたのは更なる悪夢。
 本作は現代の高等教育のあり方を性によって攪拌し、問題提起した魂の傷跡。
この短編を越えるものはあと四半世紀は出まい。
大江氏によってさえも。 
全体を通して、 ★★★☆☆
色合いの似通った短篇ばかり。
時代的にそういう風潮だったのか、それとも大江 健三郎がこうなのかは知らないが。

「鳩」「ここより他の場所」は○。
他は△。
「上機嫌」は、段落が長過ぎて非常に読み辛い――というのが真っ先の感想。
初期短編集は、スバラシイ。 ★★★★★
ホント短編が上手いよなぁ~。
これ読んだ時、自分は作家にはなれないなぁ~、と痛感させられました。(今の作家にはそんな感を抱く事は有りませんが)
私達の中に潜む弱さ、酷さ、醜さ、様々な面を描いてくれてます。
今後もシッカリと版を重ねていって欲しい作品です。
40年前、学園紛争のなかで読んだ「青春の書」。いまも活きている。 ★★★★★
懐かしい。読んだのは64年、40年前。60年代に多くの大江作品を読んだ。私も見る前に跳びたいと思った。跳んだか、跳べたか、それはともかくノーベル文学賞受賞した大江健三郎の本をいまの若い人たちは読んでいるのだろうか。すくなくとも私は触発され、思索的になり、リアルな行動者を志した。40年後の結果がどうであろうと、青春とはそういうものであって欲しい。いまという時代、実感、情感がとぼしく、本気になれない、本気になるのが怖いとよく聞く。この作品がこれからも若い人にとっていい作品であり続けて欲しい。