インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

悲劇の輸送船―言語道断の戦時輸送の実態 (光人社NF文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
Amazon.co.jpで確認
言語道断の海上護衛戦略 ★★★★★
資源に乏しい輸入依存島国小国はシーレーン戦略が喫緊課題であるに関わらず、のーてんきに漫然と開戦し、緒戦は制海空権は保持できたものの戦局後半は米潜水艦の立体的狼群戦法で数多の輸送船が増員部隊、貴重な兵站物資諸共海の藻屑となり、運航船員の犠牲比率が陸海軍より高率になった真相を多数の図表から解説している貴重な労作である。
 特に第4章の商船戦禍犠牲の比較及び第11表の戦時急増商船・護衛艦艇の建造比較は日本の護衛戦略の貧困をものがたっているものと思う。
徴用船の悲劇 ★★★★☆
第二次世界大戦時、軍に徴用された民間船が辿った悲劇の末路を取り上げた書籍です。華々しい海戦史に目を奪われず、軍以上に大きな犠牲を払った徴用船について知っておくべきでしょうし、その一助となる書籍です。
如何に日本の海上輸送が御粗末であったかの対比として、海外における(数少ない)徴用船の悲劇についても取り上げています。
最後に日本の御粗末な兵員輸送の実態について理由を分析していますが、そもそも日本が長期戦を考慮していなかったということを挙げても良いのではないかと感じました。
他に気になった点は以下のとおり。
・12.7センチ高角砲と書いている箇所は12センチ高角砲の誤記
・1943年11月に沈んだイギリス客船について、インパールでの戦闘に対する増援の輸送中としているが時期的に疑問