フランクさんは1991年度に『ライブの名盤』『ライブ』をジムコからリリースしています。『きめの多い展開の目まぐるしい』曲を演奏していました。
今回は多少ともその当時に戻ったかのようなプレーが新鮮です。一時はスランプ気味な時期もありました。
ベースのスチュアートさんは『ジョーサトリアーニさん/スティーヴヴァイさん』と共演してまして。私は新宿リキッドルームで彼の演奏にふれることができました。
かなりのどファンクなヘヴィー級のはじけるベースで感激したのを覚えています。
このセッションは『曲を完成してからスタジオ入りする』方法ではないのだと思います。
相手の出方を見ながら、自分の演奏を展開して行くそういう風な互いに触発しあいながらすすめて行く感じがいいと思いました。
すでにこの形のバンドの3作目がリリースされているようでして、今後ますますわれわれリスナーを興奮させてくれるアルバムを出してくれることを願いたいものです。
もし可能であるならばギタリストをグレッグハウさんかリッチーコッチェンさんに交替してぜひともこのメンツでレコーディングしていただきたいものであります。
このアルバムは以上のような理由でありまして『楽器をたしなむ』ひとにむいているかもしれませんね。
今回の一番の収穫は(6)(7)ですね。これだけでも『聴く価値』ありですね。
ハードコアジャズロックファンの方にぜひともオススメです。当然ブランドXファンにもオススメですよ。やっぱこうでなくちゃね。