半年くらい、伝導瞑想を行なう前に、一節ずつ声に出して読んだことがある。
確かに、簡単な言葉が並び、「〜させて欲しい」という謙った言い回しが
多用されている。
「わが兄弟達よ」という言葉が、私達にどう響くか？
飢餓や貧困に苦しむ人たちと、資源を分かちあいなさいというメッセージが、
私達にどう響くか？

個人的には、すべての人類の苦しみを知る者からの懇願に聞えるし、
すべての人類の未来を知る者からの鼓舞に聞える。

まさに、クレーム研究はこの書から始めたらいい。
ただし、頭で解釈するのではなく、あなたの心＝ハートに何が響くのか？
そこで判断して欲しい。

人類全体への教えが、難しい言葉で語られるわけがないのである。
誰にでも分かる易しい言葉に、どんな真情が乗せられているか？
声に出して読んで、実際に確かめてみられたらいいと思う。

1982年4月、クレームたちは自称「マイトレーヤ」を宣伝する大規模な広告キャンペーンを世界中で実施しました。

それらの新聞広告で彼らは「CHRIST IS NOW HERE（キリストは今ここにいる）」と世界中で主張し、今なおその主張を続行しているわけですが、

これは「マルコによる福音書」13:21以下の、偽キリストについてのイエスの予言にぴったりと符合します。

「誰かがあなたに、「見よ、キリストがここにいる！」とか、「見よ、あそこにいる！」と言っても、信じるな。
偽キリストや偽預言者が現れて、大きな徴や奇跡を見せて、選ばれた者をも惑わそうとするだろう。」

真のイエス・キリスト、受肉した神のロゴスが再臨するときは、
最初の来臨とは違って栄光に満ちた全世界出来事として起こり（黙示録19:11-16、マタイ25:31参照）、
広告などなくても誰もがそれを認識します。

また、その前には必ず偽メシアとしての反キリストの出現と、真の教会への大迫害があることが聖書において予言されています。

（これは現在のカトリック教会の公式解釈でもあります。カトリック教会のカテキズム675参照）

声を出して読むと良いと書いてあったので、そうやって何頁か読み続けると、なぜか涙が溢れ出してきました(笑)。

～このメッセージは1977-1982年まで、クレームがマイトレーヤにオーバーシャドーされた際に伝えられたメッセージ、とある。私も友達からこの時のカセットテープを借りて聞いたことがあるが、なんと、その友達はそのカセットを治療目的で使っていた。信じられないがどうやらそのような効果があるそうだ。
メッセージを読んで見たが、かなり宗教的というより他ない～～。良くありがちな宗教家の偉そうな感じは不思議なことにあまり受けなかった。メッセージの中で「私に～させて欲しい」と訴えるのはなんだか奇妙な感じだ。～

静かによく読んで心の注意力を研ぎ覚ましましょう。
内容をよく味読しましょう。
何日かに分けてよく読んでみてください。
これらの言葉の本質に触れようとしてください。
そうすれば、これらの言葉がとても軽いことに気がつくでしょう。
まったく大救世主とは無関係な錯覚から成り立っていることにこころから気がつくでしょう。

まさにそのとき真実に気がついたのです！

問題に気づくところからトリックの全体像があきらかになっていくでしょう。
人間のエゴイズムは大変巧妙にトリックをつくりあげるものです。マインドが作り出す幻惑をまさに体験させるトリックを看破するのです。
これほどまでにはっきり判断しやすい材料が含まれていますから、クレーム研究は
この本ではじめるのがよいでしょう。