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敗北という収穫 (中公新書ラクレ)

価格: ¥756
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中央公論新社
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本当にモノ書き?? ★☆☆☆☆
金子氏は、とにかく大げさな修辞ばかりを好んで使う。そのある種、「文学的」な彩りに飾られた記事から察するに、丹念な取材に基づいた記事はほぼ皆無だろう。実際に選手・監督の試合へのアプローチなどを時間をかけて、手間隙をかけて調べるわけでもなく、目先の試合内容・結果という「現象面」ばかりをとりあげて、一人で一喜一憂し、ある日は絶望し、ある日は希望の光がさし、日本サッカーのためにという「大義」を振りかざして、自己満足的な持論を展開する哀れなライターという立場に成り下がってしまったのではないか?(もともとはどうだだったかは分からない)。あまりにひどいその論評はどこから産まれるのだろう?それは自分が書いた記事に対しての厳しい客観的な批判を自分でなさないからこその賜物ではないか。自分は非常に悲しく、そして怒っているんだ、という感情を押し殺したような文章。あなたは、一体何様なの?という感情しか、少なくとも読み手の私は感じ得ない。今後、彼の文章の載っている雑誌や新聞は極力買わないようにしようと思う。それは、選手がいいプレーを出来なかったらチームから戦力外通告されるのと同様、ライターもいい記事を書けなかったら戦力外通告をされるべきだと思うからである。もちろん、全員が全員、金子氏が酷いライターだとは思わないだろう。それはそれでいい。少なくとも私は金子氏にはサッカーについてお金をもらって記事を書いてほしくない、と思う。彼にものを書くスペースを与えるくらいなら、他の作家の記事を読みたいと思う。
とにかく、彼には今後、自分の文章を読み返して、本当に恥ずかしい文を書いていないのか、ろくに仕込みをしていない不味いラーメンを出していないのか?ということを厳しく自己反省してほしい。
彼についての評価は「不誠実なライタ−」。その一点に尽きる。
金子達仁を駄目にしたのは誰か ★☆☆☆☆
金子達仁が一般的に知られるようになったのは、「28年目のハーフタイム」だったであろう。
あのときには、本格的なスポーツライターの誕生として各方面で絶賛された。
その後、「決戦前夜」が出された。
この本は中田英ら一部の選手に偏った見方が随所にあったが、それでも取材をしようとする意図は見られた。
今の彼は、年に数度もスタジアムに行かず、テレビ観戦(それも、阪神戦を優先することさえあるという)で、自己満足の文章を書き殴り、醜態をさらしている。
いったいどうしてこうなったのか。
どこで、「それは違う」と言うべきだったのか。
仲がよい一部の選手を特別扱いすることに恥じなくなってきたときだろうか。
知りもしないスポーツを、ろくに前取材もせずインタビューだけで本にしだした時だろうか。
批判だけしていれば金になると言うことに気付きだしたときだろうか。
わざわざ日韓W杯の際、韓国に行きながら、開会式をテレビで見ていたときだそうか。

今回のW杯の結果は、かつてのオウム事件と同じように、ジャーナリストの質を洗い出す事になった。
金子や杉山が、まっとうなジャーナリストとして扱われることは、今後一生ないだろう。
それ自体、基本的には彼ら自身の責任である。日本のサッカー界のためには、もう駄目になってしまい、改善の傾向も見られない人間は、淘汰された方が良い。当時は絶賛された金子の取材力も、現在では彼程度の新人はいくらでもいる。
それでも、金子が持ち上げられ、充分な批判を受けられなかった(そこには、批判を受け付けない、彼自身の性格が多分に影響しているにせよ)ことにより、「将来性のあるジャーナリスト」から、「誰にも読んでもらえない駄文書き」に堕してしまったことは、忘れるべきではない。
言論は聖域ではない。協会や選手を批判するように、もしかしたらそれ以上に、言論人も間違った事を言えば批判され、謝罪するのが当然であるという考えを持つべきである。
理解できない ★☆☆☆☆

 著者の昨今の主張をまとめると次のようになります。準備
ができなかったチームのほうがワールドカップで良い成績
を残せる。優勝しなければどんな勝利も喜ぶ価値がないし
喜ぶべきでもない、しかしベスト4には価値がある。ある代表
チームが活躍したとしてもその国のリーグのレベルが高い
わけでもないし無関係であるというもの。ある種のペシミズム
に陥ったのか理解できない主張があまりに多いように思われ
ます。

『日本サッカーの歩んできた軌跡を描く』著者の歩んできた軌跡 ★☆☆☆☆
●2006年W杯終了後、座談会での金子達仁の発言
「代表チームとは、勝つためにある。
だから、すごく不思議なのは、オシムにいいサッカー、日本人らしいサッカーを 期待している人達ってすごく多いじゃないですか。
意味ないと僕は思うんですよ。大事なのは勝つこと。
ヒディングに、韓国代表は韓国のサッカーを作ってくれと頼んだのか?違いますから。勝つか負けるか。」
●2010年カメルーン戦終了後の金子達仁氏コラム
この勝利は、日本代表の勝利ではない。
岡田監督の勝利だった。勝ち点3と引き換えに、日本サッカーは大きなものを失った。
日本=退屈。日本=アンチ・フットボール。
この試合で張られたレッテルを剥(は)がすには、相当な時間が必要になることだろう。

これで明らかになった、ただ単に批判して名前を売ると言う著者のライターとしての手法。
何の信念も、価値観も持たないライターの本。
このような無責任な著者の本を買うことは全くお勧めできません。
金子さんは悪くない ★★★☆☆
日本代表の刻々と移り変わる表情を熱心に追いかけた1冊。
読み終わって感じるのは、
自分自身の内部にある「第三者感」というような冷静さ。
読後感に興奮するものがない。高揚感がない。

金子達仁は良心的に代表の今を書いている。
嘆いている。
09年12月あたりを読んで、随分昔の記事と思ったら、まだ昨年のことだった。

盛り上がらない現実をはからずも浮かび上がらせる1冊です。
金子さんが悪いわけではない、
読者を鼓舞しようにも、
現在の日本の空気では、
代表が対象として興味の外にあるようです。
協会の責任は重大だと思います。