超越してほしい。
★★★☆☆
この巻の岡田斗司夫氏のところで、やたらオタクを攻撃しているが、
この作品のファンにオタクがいたら、どうするつもりなのだろう?
オタクは絶望したままで良いとでも言うのであろうか。
選ばれた人だけ助かればいいというのであれば、あやしい宗教と一緒だ。
もう少し、考えて描いてほしい。
もっとも、自分が何もしないで人に文句ばかり言っていて、自分を特別な存在だと思っているようなオタクは僕も嫌いですけどね。
一番大切なのはまず相手の立場を受けとめることなんだ、つまり相手を愛することだよ。
★★★★★
第9巻も映画『男たちの大和 / YAMATO』で奇跡の復活を遂げた出版界のカリスマ・角川春樹氏を筆頭に魅力ある男たちの濃密な挿話が満載である。
・ 「気持ちが落ちてる時って、逆に『一番おもしろい状態』なんですよ。」――4年間で3回しか仕事がなかった奇跡の芸人・ほっしゃん。(お笑いタレント)
・ 「人間っていうのは、何かしらの『フィルター』がかけられていて… 『本当の力』を出せないようにされてるんじゃないか…と。」
「実は自分はね、『人間はすべて神である』って思ってるんだ。(中略)『フィルター』が外れて脳が開かれれば、みんなが神だってことがわかるはずだよ…」――出版界・映画界に革命を起こした風雲児・角川春樹(出版社顧問・映画プロデューサー)
・ 『あんな大人になっちゃいけない』っていう人になりたいんだよ… 常にね。」――日本デジタル界の先駆者・高城剛(ハイパーメディア・クリエイター)
・ 「『人間にとっての幸せ』について考えた時に… (中略)世の中にある嫌なことを、3%だけでも軽くすることができればいいと思ったんです。」――オタキング・岡田斗司夫(評論家)
他にも伝説の工作番組『できるかな』の“のっぽさん”こと高見映氏の「もう、人の評価を恐れて、かっこつけずに全力を尽くそう」と40歳過ぎてから様々なことに挑戦した挿話や日本最強のコミックバンド・ドリフタ―ズが生んだウクレレを持った雷様・高木ブー氏の人柄やリーダー・いかりや長介氏との挿話は興味を惹かれました。
最後に環境・平和問題に取り組み市民の国連を作ろうとするなどオピニオンリーダーとして休まず常に講演や執筆活動を続ける高木善之氏(NPO法人ネットワーク『地球村』代表)の生き様や氏の一言一言に心を打たれました。
「『自分が正しい』と考えてる限りダメなんだ… 「正義感」も「主義主張」もいらない…」
「一番大切なのは… まず相手の立場を受けとめることなんだ… つまり、相手を愛することだよ。」
絶薬最高傑作!
★★★★★
間違いなく絶薬の最高巻を選べといったらこの巻を選ぶことでしょう。
角川春樹さんの人間の人智を超えた世界。
子供の頃のヒーローだったのっぽさん。
プチクリの岡田斗司夫さん。
雷様の高木ブーさん。
非対立の高木善之さん。
絶望よりも新しい光に焦点があたっています。
ほっしゃん:余計なこと全部ふっとんで、ものすごい楽しなってきたんです。
角川春樹:ええ・・・「不良」やってます。
高見映(のっぼさん):もう、かっこつけるのはやめて・・・全力を尽くそうと・・・
高木剛:「何をやめるか」ってことなんですよ。
岡田斗司夫:社会が自分のすべてを認めてくれることの象徴が・・・クリエイターなんですよ・・・
高木ブー:なんで?
草間吉夫:自分が存在することは有り難いことなんですよね。
高木善之:僕は世界を変えられると思う。
たくさんの金言がありますね。
「9」という数は物事の集大成です。
ここで終わりまた新しい始まりですね。
進化する山田
★★★★★
Bバージンの頃からのファンだが。
ストリッパーを書いていた頃と変わったと思う。
特に、この巻あたりは、楽しく仕事しているなと思う。
絶望に効く薬、こんなに社会的に立場のある人が
出てくるようになると思わなかった。
おっさんなのに進化する山田を見ていると絶望することなく
努力するしかないと思う。つまり、耐えること。
これが私に効いた薬。
サヨ電波漫画。
★☆☆☆☆
偏った思い込みと無知・無勉強が酷く目立つ作者がサヨ電波をゆんゆん出す、というパターンを繰り返している漫画。犯罪者の賞賛も一部に見受けられる。
さらには出てくる人出てくる人みんな同じようなことばかり言っている感じも。
たいした能力はなくても、えらそうに他人の作ったものをけなして、自分では何もせず、社会派を気取っているだけでもとりあえず生きていけることを証明しているという意味では絶望に効くかもね。