知的好奇心から背景を追及した読み方をしても十分に楽しめる一冊でした。もちろん、そのまま怪談として読んでも十分に楽しめますし、幼い頃に聞かされた怪談を読み返して懐かしい気分にひたるのもよいのではないでしょうか。平井呈一氏の翻訳も今となっては古い文体ですが、それも含めて独特のおどろおどろしい雰囲気が魅力だと思います。